「スタンレーレディスホンダ」2日目(静岡県・東名CC=6530ヤード・パー72)、30歳の三ヶ島かなが4バーディ、ノーボギーの「68」をマーク。7アンダーとし、単独首位に立った岩井明愛と4打差の6位タイへ浮上した。この好ラウンドを呼び込んだのは、今週横浜で開催されているPGAツアー「ベイカレントクラシック」観戦で得たヒントだった。
画像: 7アンダー6位タイの三ヶ島かな(撮影/有原裕晶)

7アンダー6位タイの三ヶ島かな(撮影/有原裕晶)

大会のプロアマ戦に入っていなかったことで、月曜日と木曜日に「ベイカレントクラシック」の会場、横浜CCへ足を運んだ。月曜日の練習日には松山英樹らの組や海外選手のプレー、練習風景を熱心に観察。打撃練習場と練習グリーンを3時間往復して世界のトッププロの動きを見つめた。

そこで得た発見について質問されると「秘密です(笑)」と笑顔を見せたが、明かしてくれたのがパッティングにおける「素振り」の衝撃だった。「選手みんな、パターのときに素振りしないんですよ。『えっ』と思って。それくらいシンプルに考えなきゃいけないなっていうのが一番驚きました。あれこれ考えすぎだなと思って」と感銘を受けたという。

初日から「素振りなし」で打つスタイルにチャレンジしようとしたものの、「いきなりシビアなパーパットから始まっちゃって『あ、ちょっとやめとこう』って(笑)」と完全なノー素振りは断念。それでも、これまで3~4回行っていた素振りを「1~2回」サッと済ませる形に減らし、思考を極力削ぎ落として実戦に臨んだ。

すると第2ラウンドでその効果が表れる。4番(パー3)で2メートル、7番(パー4)でワンピン、8番(パー5)で3メートル、11番(パー5)で4~5メートルを沈めるなどバーディを量産。最終18番(パー5)ではティーショットを左に曲げ、2打目を右の木の裏に打ってしまい出すだけとなるピンチを迎えたが、4打目をピン手前2メートルにつけ「頑張って信じて打った」と素振りを減らしてフックラインをねじ込みノーボギーで回り切った。

21年の「リコーカップ」優勝での3年シードを行使して臨んでいる今季は試行錯誤を重ねてきたが、巡ってきたチャンスを前に「変わらず同じ準備をするだけ」と静かに意気込む。世界の技を目に焼き付けた30歳が、4打差を追う最終日にどのようなプレーを見せるか注目だ。

※2026年10月10日19時10分一部修正しました


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