
新しいパターの相棒は「オデッセイタートルS」(撮影/有原裕晶)
スポンサーであるスタンレー電気のシンボルカラー・鮮やかなオレンジ色のウェアに身を包み、都玲華の笑顔がはじけた。
昨年ギリギリ50位で初のシード権を獲得し、今季もシードを維持したいところだが、大会前のメルセデス・ランキングは61位(289.26pt)とシード圏外に沈んでいた。今大会も予選ラウンドを35位タイ(2アンダー)で通過したものの、下位のままではランキングを大きく引き上げるためのポイント加算は望めない。まさに崖っぷちの状況だった。
しかし、最終日、10番からのインスタートで12番(パー3)でバーディを先行させると、15番、16番で連続バーディ。17番でボギーをひとつ叩いたものの、後半のアウトコースに入ると猛チャージを開始した。
3番490ヤードのパー5では、会心のイーグルをゲットした。
「全部完璧だったかな。ティーショットは真ん中で残り233ヤードぐらいで、スプーン(3W)もめっちゃいい当たりして乗って、手前から6ヤード(約6メートル)のちょっとフックが入ってくれました」
さらに5番、7番、8番とバーディを重ね、後半のアウトは「31」でホールアウト。自己ベストタイの「65」をたたき出した。
「本当に終わらないでほしかった(笑)。終わらないで~って感じでした」
この時点で一気にトップ10入りを果たし、9アンダーの単独12位でフィニッシュ。貴重なポイント(36pt)を稼ぎ、メルセデス・ランキングも55位に上げた。
「やっぱりポイント意識します。(最終18番の)最後のパーパットも1メートルくらいあって、これ外したらまあまあデカいよなと思いながら、ちょっと震えながら打ってました。スコアがいいから楽しかったです」

新しいドライバーの相棒は「スリクソン ZXi RKT MAX」(撮影/有原裕晶)
好スコアを支えたのが、今週投入したばかりの新ギアだ。ドライバーは「スリクソン ZXi RKT MAX」、パターは「オデッセイ TRTL(タートル)S」が完璧にハマった。
「1発目からキャリーが10ヤード以上伸びました。めっちゃ飛ぶし、調子が良かったときの飛距離に戻った感じ。もっと飛んでるかも。キャリーも高さが出て、曲がり幅が小さいです」
パターの「オデッセイ タートルS」も、東名CCの転がりのいいグリーンにマッチした。
「出球がポンと跳ねなくてピトッと(グリーン面に)まとわりついていく感じがあって、外れても感覚が良かったです。ヘッドの3本線とボールの3本線が合って向きもすごい分かりやすかった。全部良かったです」
体調不良や不調が重なり、気持ちの面もずっと下がり気味だったが、このビッグスコアで一気に上向いた。
「ずっとゴルフは好きなんだけど、最近体調も相まって悪かったんで、『ヤベェな、どうしようかな、この先』みたいに思ってたんで、久しぶりに楽しいゴルフでした」
残りシーズン、TOTOジャパンクラシックとリコーカップは現時点で出場権がないため、実質5試合となる。
「こっから本当に10位以内に食い込まないと厳しいとは思うので、シード獲れるように、こっから改めて気合い入れ直して頑張りたいですね。練習できる体力を保ちながらしっかり練習引き続きやっていきたいです」
ホステスプロとして大会を大いに盛り上げた都玲華。崖っぷちからの大逆襲が、ここから本格的に始まる。
