2026年10月6日から8日の3日間、群馬県の北軽井沢にある「太平洋クラブ軽井沢リゾート」で「太平洋クラブ インビテーショナル」が開催された。世界13カ国の提携クラブからVIPが来日し、参加者の半数が海外ゲストというかつてない規模で実施された本大会。日本の極上のおもてなしと、ゴルフという共通言語を通じて深まった国境を越えた絆。熱狂に包まれた3日間のグローバルな祭典の全貌をレポートする。

会場となったのは・・・「太平洋クラブ 軽井沢リゾート」

画像: 〒 377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-279 【アクセス】北陸新幹線・長野行き新幹線軽井沢駅から車で約30分、南口からクラブバスが運行

〒 377-1412 群馬県吾妻郡長野原町北軽井沢2032-279
【アクセス】北陸新幹線・長野行き新幹線軽井沢駅から車で約30分、南口からクラブバスが運行

標高1300mの北軽井沢にある36ホールのリゾートコース。カートのフェアウェイ走行が可能で、併設ホテルや多彩なレストランとともに優雅なゴルフ滞在を満喫できる。

海外レシプロ68名が集結!太平洋クラブが仕掛ける“グローバルな祭典”

秋の気配を感じる浅間山を背にした舞台で幕を開けた本大会は、その圧倒的なスケールと熱気が魅力だった。

香港や台湾などのアジア圏はもちろん、オーストラリア、そしてスコットランドなどの遠方を含め全14の海外提携(レシプロ)クラブから68名の代表メンバーが来日。日本の会員と合わせて総勢136名が一堂に会するビッグイベントとなった。参加者の半数が海外ゲストという、太平洋クラブの「初の大規模開催」は、世界中のゴルファーが集う国際交流の祭典として華々しく開幕した。これほど多くの海外メンバーを集められるのは、同クラブならではのブランド力の証といえるだろう。

▶前夜祭
巨大マグロ解体に大歓声!多言語が飛び交う“極上のホスピタリティ”

大会前日の6日、クラブハウスの2階レストランを貸し切って行われたのは、盛大な前夜祭。多言語が飛び交うなか、あらゆる方面から“日本文化”を堪能できるホスピタリティが、海外ゲストを驚かせていた。

画像: 97㎏のマグロの解体ショーまで行われ、お寿司として振舞われた

97㎏のマグロの解体ショーまで行われ、お寿司として振舞われた

寿司、すき焼き、天婦羅といった“ハレの日”の料理とともに手羽先と大根の煮物などの“ ケ食”まで並び、日本文化を味わう和食ビュッフェが振舞われた。さらにステージでは北海道産97kgの巨大な本マグロ解体ショー、和太鼓パフォーマンスが行われ、会場の熱気は最高潮に達した。豪州からの参加者は「日本には何度も来たことがあり、寿司は大好き。でもマグロのショーを見たのは初めて。最高だ!」と笑顔を見せるなど、思わぬサプライズに興奮した様子で動画に収める参加者の姿が目立った。

テーブルを囲むのは、もちろん日本人と海外ゲストという組み合わせ。極上の食事を味わいながら、一緒に驚きのパフォーマンスを体験するという交流の場は、言うまでもなく、お互いの自然な笑顔を引き出した。

「今まで交流できなかった国からのゲストがこんなにたくさんいるイベントは初めてなので、すっごく楽しいです。英語は苦手なんですけど、一生懸命身振り手振りでコミュニケーションを取ろうと頑張っています。ラウンド前にこういった前夜祭があると打ち解けられていいですよね。インドネシアチームとオーストラリアのチームに挟まれて、プライベートなこと(『旦那さんは何をしているの?』など)をお互いに話して、すっかり意気投合しちゃいました」(日本人女性)

「スコットランド出身の方がお寿司を食べたことがないと話していたので、『食べたほうがいいよ』って薦めちゃいました。こんなに遠方から来日されたゲストとの方と話す機会は初めてなので楽しいですし、明日からのプレーがより楽しみになります。仕事の話や互いの国の文化についてなど、ゴルフ以外の会話も弾んでこの場を心から楽しんでいます」(日本人男性)

画像: 盛大な“ホスピタリティ”に、参加者はラウンド前から大興奮

盛大な“ホスピタリティ”に、参加者はラウンド前から大興奮

国境を越えてグラスを交わす国際交流こそが前夜祭の醍醐味となり、翌日のプレーへの期待感を高めた。

▶試合
地ビール片手にハイタッチ!「ゴルフという共通言語」で深まる国境を越えた絆

画像: 参加者たちは雄大な浅間山を背に開放的な空間でラウンド

参加者たちは雄大な浅間山を背に開放的な空間でラウンド

翌日から2日間にわたって行われた競技は、各ホールの成績に応じたポイントを合算する「ステーブルフォード方式」のチーム戦で行われた。8つのホールから同時にティーオフする「セミショットガン・スタート」が採用され、音楽が流れる祝祭感のなかプレーが開始された。

コース内には7つのケータリングテントが設けられ、地ビールをはじめとする地元の食材を使った軽食を味わう開放感抜群のスタイルが取られた。

プレー中は太平洋クラブの日本人メンバーが積極的に英語で話しかけもてなそうとする姿や、海外ゲストも覚えたての日本語を披露しコミュニケーションを楽しむ姿が至る所で見られ、和やかな交流が際立っていた。

「太平洋クラブとのつながりをきっかけに、こういう機会が得られて本当に嬉しいです。一緒にプレーした方も最高で、いい友人になることができて、自分はすごく幸運に恵まれました(笑)。こんなに親密な関係を築くことができたのは、スタッフのみなさんのおかげで安心して来日できたことが大きいと思います。そのおかげで、冗談を言い合いながらプレーすることができましたし(笑)。コースもいいし天気もよくて……何より日本人のみなさんのおもてなしの心は世界で唯一。本当に最高でした。

このような体験は、ゴルフだけに留まらず、国同士の文化の交流に発展していくはず。その先駆けとして、いいきっかけになると思います」(クアラルンプール・ゴルフ&カントリークラブのゲスト)

「コースの環境はもちろんのこと、スタッフのみなさん、日本人プレーヤーのみなさんのホスピタリティが最高で、こんないい体験は人生に一度あるかないかです。クラブ同士の関係の築きがあるからこそ、このような機会をつくることができたのだと思います。帰国したら自国の友人に思い出を語りたいと思っていますが、きっとみんな『参加したいっ!』と言うでしょう」(マッセルバラ・ゴルフクラブのゲスト)

秋香る開放的なリゾートコース。取り囲む雄大な自然もまた最高のおもてなしとなっていた。

▶ホールアウト後
喝采に包まれた表彰式!世界基準のブランド力を証明した太平洋クラブの“次なる挑戦”

画像: この3日間で意気投合し、ユニフォームを交換し合ったという2人

この3日間で意気投合し、ユニフォームを交換し合ったという2人

ホールアウト後のマスター室前では、印象的な光景が広がっていた。

国境を越えて同じ組でプレーしたメンバー同士が、互いの健闘を称え合い熱く抱き合い握手を交わす。スマートフォンを取り出して笑顔で連絡先を交換する姿、さらには着用していたウェア(コースのロゴ入り)を交換し合う参加者の姿までもが見受けられたのだ。ラウンドが終われば終わりではなく、ここから新たに「続いていく交流」が生まれていたのである。

その後、興奮冷めやらぬまま、スクリーンに競技風景や前夜祭のスライドショーが映し出されるなかで表彰式が執り行われた。

順位が発表されるたび、その功績を称える拍手はもちろん、呼ばれた者の会場を盛り上げようと魅せるパフォーマンスも飛び出し、会場は大いに沸いた。そこには2日間を共に戦い抜いた固い一体感があった。

参加者がこれだけ熱くなれる裏側には、太平洋クラブのスタッフや司会者といった立役者の存在があったからだ。しかし彼らから出る言葉は、参加者のおもてなし力への称賛だった。

「日本人メンバーの皆様が積極的に英語で話しかけられていて、海外の方も覚えた日本語で『いいね!』『最高!』と応えるなど、参加者の皆様ご自身で素晴らしい交流の場を作られていたことに感動しました」(司会者・秋山真凜氏)

「メンバーの方は、太平洋クラブのことが大好きな方ばかりです。来日された方には、『クラブのことを知ってもらいたい』『よく思ってもらいたい』という強い思いがある。その思いが“最高のホスピタリティ”と称賛される内容につながっているのだと思います」(レストランスタッフ)

画像: 太平洋クラブ社長・韓俊氏自ら参加。「この機会を作ってくれた社長に感謝したい」と口にする参加者ばかりだった

太平洋クラブ社長・韓俊氏自ら参加。「この機会を作ってくれた社長に感謝したい」と口にする参加者ばかりだった

前夜祭では、主催者の太平洋クラブ韓俊社長からこのようなメッセージが送られていた。

「私たちがこのようなイベントを開催する目的は単に海外でゴルフができるということではありません。クラブ同士、会員同士がゴルフを通じて友情を育み価値観を理解し合うことにあります。これが新たな友情の始まりとなり、私たちのパートナーシップが次の世代につながっていく。そんな大会になることを願っています」

初開催にして大成功を収めた本大会は、韓俊社長の言葉通り、世界基準のホスピタリティを証明し、次なる展開への期待を抱かせる内容だった。太平洋クラブによって生み出された国境や文化を越えた「温かく親密なコミュニティ」は、今後のロールモデルとなり、日本のゴルフツーリズムやグローバル展開に新たな風を吹き込んでいくことになるだろう。

撮影/大澤進二

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