男子ゴルフの「フォーティネット プレーヤーズ カップ」初日が22日、千葉県の成田ヒルズカントリークラブ(7105ヤード・パー71)で行われ、ツアープロと高校ゴルフ部監督の二刀流を続ける阿部裕樹が8バーディ、3ボギーの5アンダー「66」をマークし、首位タイ発進を決めた。

初日5アンダートップの阿部裕樹
10番からスタートした阿部は15番から17番、折り返しの1番から3番と2度の3連続バーディを奪取。終盤に2つの3パットボギーを叩いたものの「自分のリズムでしっかり打てた」と振り返った。前週の「日本オープン」で10位に入り、2週前の「ドラッグストア・コスモスカップ」でも初日首位に立つなど好調の波に乗る。「周りを見れば年下ばかり」という37歳はトレーニングに取り組み、体重が10キロ増えて、飛距離アップに成功したのが好調要因のひとつだ。
また自身も出身である佐野日大高校ゴルフ部の現役監督で、就任10年目の今夏には創部44年目で初の全国優勝へと導いた。試合のない週や合間に指導に顔を出し、ツアー中も電話や動画で連絡を取り合う。「子どもたちのお手本でいなきゃいけないっていう気持ちはあるので、自分に厳しくいられる」という強い気持ちに加え、「カットラインを気にせず目の前の一打に集中する」という生徒への教えを自らにも置き換えて新たな発見を得ている。

「入るか入らないかではなくラインに乗せること」に集中するという阿部
特にパッティングでは「入れることにフォーカスするんじゃなくて、ラインに打てたかどうかというところを意識してやればいい」という生徒へのアドバイスを自身にもフィードバック。「入るか入らないかではなくラインに乗せること」に集中し、終盤のボギーも「ミスではなくラインに乗らなかっただけ」と割り切るメンタルが好スコアの要因となった。
「変に追い込まず、1日1日気持ちよく自分のやりたいゴルフを続けたい」と前を向く37歳。明日以降も教え子たちのお手本となるプレーを見せる。
