
「グリップはこだわるべきパーツ」と小倉氏は語る
自分に合ったモデルを見つけたい
クラブフィッター小倉です。今回は、グリップのお話です。このコラムではその重要性をたびたびお話しておりますが、まだまだ軽くお考えのゴルファーが多い気がしています。
グリップはクラブと体をつなぐ唯一の”接点”です。グリップに違和感があると、力み、スウィングテンポのばらつきなどの原因になります。スウィングの再現性を高めるためにもグリップは、こだわるべきパーツなのです。
グリップには大きく分けて2種類あります。ゴムを使用したモデルとエラストマー、いわゆる樹脂を使用したモデルです。最近は、2つを掛け合わせたハイブリッドモデルも存在し、ますます多種多様になっています。
素材の違いは、硬め、柔らかめ、握り心地といったフィーリング、劣化の仕方に表れるといわれてきました。しかし近年では、技術的な進化によってエラストマー素材のグリップでもゴムのようなしっとりとした感触を持つモデルも誕生しており、素材によるフィーリングの違いは小さくなってきていると感じています。フィーリングで選ぶなら素材による分類はしないほうが良いですね。
劣化の仕方に関しては、ゴムを使用したモデルは、一定の期間クラブを触らないと硬質化していきます。定期的に使用していると、手の油などを吸収するので硬質化を遅らせることができ、あまり使用回数が多くないなら、2週間程度に一回は、良く絞ったタオルで水拭きをしてから乾いたタオルで拭いてください。これだけで硬質化をかなり防ぐことができますよ。
樹脂を使用したグリップは、劣化しにくく特にメンテナンスをしなくても新品の状態を保ちやすいのが特徴です。その反面グリッププレッシャーが強い方は、摩耗しやすいです。もちろんゴムのグリップでも摩耗はしますが、樹脂グリップの方がやや早いモデルが多いですね。
フィーリングに関しては、前述した通り、素材に限らずモデルによって様々なものが用意されています。こればっかりは自身で触って選ぶべき部分なので、是非自身に合ったモデルを見つけ出してください。
太さは、下巻きテープなどでも調整が可能ですし、最近の純正グリップは、軽量なモデルもありますので、クラブのバランスやクラブセットのウェイトフローなどにも気を配りたい方は、ショップの店員さんなどに相談してからモデルを決めるのがいいですね。
グリップはスウィングして少しでも気になった時が交換時期です。このあいだのプレーの時のティーショットのOB、グリップが原因かもしれませんよ!?
