
今季2勝目を完全Vで飾った藤本佳則
25日の誕生日に完全優勝!

歓声に応える藤本
最終18番(442ヤード・パー4)でウィニングパットを沈めると、キャップを手にした右手で観客の声援に応えた。
この日、10月25日は37歳の誕生日。「すごくハッピーです。誕生日より勝てたことのほうがうれしいですね」と笑みをこぼした。会見前には、キャディを務めた後輩の皆本祐介からサプライズケーキが贈られ、「僕についてきて学んでくれている。ケーキを用意してくれる人間性も含めてありがたいですね」と目尻を下げた。

キャディを務めた東北福祉大後輩の皆本祐介から贈られたサプライズケーキ
勝負どころの最終日、藤本は1番から4番まで4連続バーディを奪うロケットスタート。前半「31」で後続を引き離しにかかる。雨と風が強まった後半は一転して我慢のゴルフ。「楽にパーを取って消化する考えでした」と語るとおり、12番で長いパーパットを沈め、15番パー4で2打目が突風にあおられ、大きくショートしたグリーン手前40ヤードのアプローチから耐えるなど、後半は9ホールすべてパーで乗り切った。
「これやったらハマるんちゃうかな」と賭けに出た

シャフト1本か1本半、インサイド側から入れる軌道に変えてショットが安定した
3日間、首位に立ちながらも「思いどおりの球が打てていない」と不満を口にしていた藤本だが、最終日の朝に勝負に出た。「昨日終わって『これやったらハマるんちゃうかな』と1個あった。ダウンスウィングでシャフト1本、1本半くらいインサイド側に入れる軌道に変えたんです。風が強いなかでやるのは半分賭けでした」。この技術修正が見事に的中し、勝利を引き寄せた。

4日間3パットゼロのセンターシャフト
最大の武器となったのがパターだ。12年ぶりのブランク優勝を飾った今年5月の「関西オープン」優勝時の相棒、オデッセイ ストロークラボ タートルのセンターシャフトへ今週戻した。「4日間で3パットゼロ。パターが良かったです」と胸を張る。
3日間ゴルフに納得がいかず不満を口にしながらも、最後は後続を突き放して逃げ切った。「完全優勝ってやつ? ありがとうございます(笑)」。見事な完全優勝で今季2勝目、通算4勝目を手にした。
撮影/岩本芳弘
※2026年10月26日6時53分一部修正しました
