国内ツアー通算28勝、4度の賞金女王に輝いたアン・ソンジュ(39)が、2年ぶりに出場したJLPGAツアー、NOBUTA GROUP マスターズGCレディースを最後に、同ツアーから退くことを表明した。
画像: NOBUTA GROUP マスターズGCレディースで国内女子ツアーを引退したアン・ソンジュ

NOBUTA GROUP マスターズGCレディースで国内女子ツアーを引退したアン・ソンジュ

最後の試合となった大会2日目、カットライン上でプレーしていたアンは土壇場の17番パー3でバーディを奪って圏内に浮上すると最終18番では「アドレナリンが出過ぎて飛んでしまった」と第2打をグリーン奥のラフにこぼすピンチ。パーを拾わなければ予選落ちだが、そこはさすが元賞金女王。ピンまで25ヤードのアプローチを1メートル弱に寄せて43位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

「素晴らしいでしたか? 私もそう思います。ボギったら終わりだなと思ったけれどうまく寄せることができました。パーパットは80センチくらい。優勝パットより緊張しました」とホッとした表情を見せたアン。この日は5歳になる双子の兄妹が応援に駆け付け子供たちの前で予選を突破。盛大な拍手を浴びると「お母さん、優勝したの?」と言われ苦笑い。

全員がホールアウトした後にはクラブハウスで有志たちによるセレモニーが行われた。一同の拍手で迎えられたアンは、戸惑ったような様子で中央に立ち、全盛期に何度も優勝争いを演じ予選の2日間を同組でプレーした横峯さくらが花束を贈呈。続いて兄妹がママに花束をプレゼント。そこに真っ赤なバラの花束を持って登場したのはスケジュールを前倒しして会場を訪れたサプライズゲストのイ・ボミ。大会アンバサダーの彼女が最後の試合を戦ったのもマスターズレディースだった。

「私は予選落ちだったのに彼女は予選を通って本当に凄い!」とアンを祝福。イ・ボミはセレモニー後に妊娠6カ月であることを報告し、集まったライバルたちと笑顔で記念写真に収まった。

アンはJLPGAツアーに初出場した10年の開幕戦ダイキンオーキッドレディスでいきなり優勝。参戦1年目に賞金女王になった初の韓国人選手だった。今後は、来年には出場資格年齢に達する母国のシニアツアーを中心に活動していくという。

※週刊ゴルフダイジェスト2026年11月17日号「バック9」より


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