【初日】桂川有人が「65」でロケットスタート!

初日、単独首位に立ったのは地元出身で前週DPワールドツアーを制した桂川有人(写真は3日目)
初日は7バーディ、1ボギーの「65」をマークした桂川が単独首位に立った。好調なショットを武器にパッティングに集中し、17番、18番で連続バーディ。「久しぶりの日本ツアーでホッとしています。地元でギャラリーの声援が力になりました」と冷静に振り返った。
1打差の通算5アンダー2位タイには「66」の大堀裕次郎と池村寛世が並んだ。大堀はプロアマ戦で調子を崩したそうだが、シンプルにプレーすることに徹し、最終18番では左バンカーから60ヤードの3打目を60度ウェッジで見事なチップインバーディ。「奇跡でした。2打くらい得した気分でした」と喜んだ。 池村は5バーディ、ボギーなしの内容。1番で8メートル、4番で10メートルのバーディパットを沈め、8番ではグリーン左ラフからチップインバーディ。「落ち着いて1ラウンドできた。パットを変えて3試合使っているが、打感が自分のスピード感に合っている」と手ごたえを口にした。

連覇を目指す下家秀琉は4位タイスタート(写真は3日目)
連覇を狙う下家は「67」で通算4アンダーの4位タイにつけた。「ラッキーが多かった。パターで耐えられた。連覇への意識は全くない」。ホストプロの星野陸也は12番のダブルボギーなどで「77」と出遅れ「相変わらずの難しさがあった。同組で回った飛ばし屋の松山茉生くん、賞金ランキング1位の細野勇策くんから刺激をもらった。明日は予選通過を目指して頑張る」と巻き返しを誓った。
【2日目】福住修が「13番エース」で首位タイ浮上
2日目は首位から出た桂川が2バーディ、ボギーなしの「69」で回り、通算8アンダーで首位を守った。ドライバーが本調子ではなく、6番では第1打がレディスティー横の木に当たるピンチを迎えたが、7番ウッドでグリーン手前まで運んでパーセーブ。「無理しないほうがいいという予感を信じてセーフティに回った。ボギーなしで乗り切れて良かった」と胸をなで下ろした。

2日目ホールインワンを決めて首位タイに浮上した福住修(写真は大会提供)
桂川に並んで首位タイへ浮上したのが福住だった。実測195ヤード(規定205ヤード)の13番パー3では5番アイアンでツアー初のホールインワンを達成し、続く14番、15番で連続バーディ。16番でもチップインバーディを決めた。「戦略が重要になるコースで見事にはまった。このスコアで上がれたのはうれしい」と素直に喜んだ。

福住修と同学年の田中裕基が6位タイで週末に進んだ(写真は3日目)
田中が「67」で通算5アンダー6位タイ、下家は「71」で回って通算4アンダー10位タイで決勝ラウンドへ進んだ。
初日に出遅れた星野は後半11番から16番で5バーディを奪い「69」と巻き返したものの、最終18番で3パットのボギーを叩き通算4オーバーで1打届かず予選落ちとなった。
【3日目】強風の中、岩﨑亜久竜が「67」! 自身初の単独首位で最終日へ

強風の3日目、圧巻のプレーで首位に立った岩﨑亜久竜
3日目は強い風の中、5バーディ、1ボギーの「67」をマークした岩﨑亜久竜が通算11アンダーまで伸ばして単独首位に立った。「強風の中でいいプレーができた。最終ホールの3パット以外は理想的だった。三好はいいイメージがある大会なので優勝を目指したい」。 2打差の通算9アンダー2位には「67」の田中が浮上。8番、9番、10番で3連続バーディを奪うなど安定したプレーを見せ「運がよかった。セカンドショットの縦距離と精度が良く、チャンスを決め切れた。明日も自分のゴルフを貫きたい」と最終日に照準を絞った。

3日目を「苦しい一日」と話した桂川だったが、3位に踏みとどまった
首位スタートの桂川は出だし1番で番手選択を誤りボギー発進となるも、終盤の17番、18番で連続バーディを奪い「71」。通算8アンダーの単独3位で踏ん張り「苦しい1日だったが最後にご褒美が来た。おじいさんの前で優勝する姿を見せたい」とゴルフに導いてくれた82歳の祖父・征男(いくお)さんの前での優勝を誓った。
下家は1番でイーグルを奪うなど「68」と伸ばし通算7アンダーで4位につけ「今週一番強い風の中で耐えられた。明日も集中してスコアを伸ばしたい」と逆転優勝への青写真を描いた。
【最終日】桂川有人が劇的V! 16番ダボを跳ね返す10mウイニングパット

通算12アンダーで逆転優勝した桂川
最終日は首位と3打差3位から出た桂川が7バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「67」で回り、通算12アンダーで逆転優勝した。前半2番で20メートル以上のパットを寄せてバーディを奪うと3番、5番もバーディ。9番は3打目のバンカーショットが目玉でボギーを叩くも、後半10番、12番、15番でバーディを重ねてリードを守った。1打リードで迎えた最終18番パー4は、2打目を7Iでグリーンに乗せ、10メートルの難しいパットを沈めた。「16番のダブルボギーの後、17番のパーパットが一番大事だった。18番は入れる気持ちで打った。地元の温かい声援とおじいちゃんの前で勝つことができて胸がいっぱいになった」と感慨に浸った。

ローアマチュアにはアマチュアで唯一決勝ラウンドに進んだ松山茉生が入った
1打差の通算11アンダー単独2位には「69」で回った田中。「桂川プロの最後のパットが入って本当にかっこいい、強いと思った。最終組でプレーできて大きな自信になった」と前を向いた。 通算7アンダーの3位は「71」でまとめた前年覇者の下家。4位タイには通算6アンダーで細野と福住らが入った。アマチュアの松山は「68」で巻き返し、通算イーブンパー31位タイだった。
男子ゴルフの国内ツアー次戦は「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」で11月5日(木)に兵庫県・三木GCで開幕する。
写真/岡沢裕行
