
ミュアフィールド18番。奥に見えるのがクラブハウス
R&Aは、2028年のISPS全英シニアオープン開催コースを発表。新帝王トム・ワトソンが1打差でカール・メーソン(英)を下した2007年以来、21年ぶりの同コース開催となる。
ザ・オナラブル・カンパニー・オブ・エジンバラ・ゴルファーズの本拠地であるミュアフィールドは、全英オープン16回、全英アマ11回、ライダーカップ2回、全英女子オープン1回(2022年)と、何度も大きな大会の舞台となったコース。2028年大会も熱戦が期待される。
全英シニアオープンは、1987年、スコットランドのターンベリーで始まった。これをきっかけに、2年後の1989年には、50歳以上の選手を対象にした欧州シニアツアーが発足。1992年には現在のステイシュアレジェンズツアーとなり、メジャーチャンピオンたちを始めとするそうそうたるメンバーがプレーしている。
歴代優勝者には、1988年の第2回大会を始め3勝しているゲーリー・プレーヤー(南ア)やボブ・チャールズ(ニュージーランド)らのレジェンズが名を連ねる。日本の須貝昇も、ロイヤル・カウンティダウンCC(アイルランド)で行われた2002年大会で優勝している。米シニアツアー(現PGAチャンピオンズ)と提携してシニアのメジャーの1戦となったのは須貝が勝った翌年の2003年からだ。
メジャーとなった最初の年に勝ったワトソンは、これを皮切りに2005年、2007年と3勝を挙げている。全英オープンと全英シニアオープンの両方を制した選手は5人しかおらず、ワトソンその一人。ミュアフィールドとターンベリーの両コースでそれぞれの大会を制したことでも知られている。シニアのフィールドでも新帝王の貫録をしっかり見せつけた。
その後、マスターズ2勝の経験を持つベルンハルト・ランガ―(独)が2010年、2014年、2017年、2019年と4勝し、フレッド・カプルス(米:2012年)、ダレン・クラーク(北アイルランド:2022年)、パドレイク・ハリントン(アイルランド:2025年)など、メジャー王者たちも勝利の美酒に酔っている。
グレンイーグルスで行われた2026年大会は、ジェリー・ケリー(米)が優勝。日本勢も岩本高志と、横田真一、谷明範が出場しているが、いずれも予選落ちしている。
2025年からはISPS(国際スポーツ振興協会)がタイトルスポンサーとなり、現在に至る同大会。次々とシニアの世界に入ってくる実力者たちも参加してハイレベルな戦いが展開されていることで、ゴルフが年齢を重ねても楽しめる生涯スポーツであることが証明されている。
日本からも、今年の岩本の様に前年の実績で出場権を得る選手や、マンデーをトップで通過した横田、マンデーの補欠となり繰り上げ出場した谷のように、大舞台に挑む選手が続いていく。
写真/弊社写真室保管
