日米共催ツアー「TOTOジャパンクラシック」が11月5日(木)、茨城県小美玉市の太平洋クラブ美野里コース(6598ヤード・パー72)で開幕した。時折冷たい雨が混じる肌寒い天候のなか、米女子ツアーから参戦した世界屈指の実力者たちも熱戦をスタート。今季米ツアー2勝を挙げているハナ・グリーンが2アンダー「70」でまずまずの滑り出しを見せたほか、日本でもおなじみのキム・ヒョージュがノーボギーで手堅く発進。一方で、世界ランキング2位のジーノ・ティティクルやメジャー3冠のミンジー・リーが出遅れるなど、明暗が分かれる初日となった。

3連続バーディで上位追走! 米ツアー通算8勝のハナ・グリーンが「70」

画像: 前半に3連続バーディを奪うなど2アンダーで発進したハナ・グリーン

前半に3連続バーディを奪うなど2アンダーで発進したハナ・グリーン

オーストラリア出身で米ツアー通算8勝、2019年の「全米女子プロゴルフ選手権」覇者でもあるハナ・グリーンは、5バーディ・3ボギーの「70」をマーク。首位と4打差の2アンダー・26位タイと、しっかりと首位を射程圏内に捉える無難な位置で初日を滑り出した。

前半アウトの3番から5番にかけて圧巻の3連続バーディを奪取し、一時はリーダーボードの上位へ浮上。後半インでは11番、13番でボギーを叩いて落としたものの、17番(パー5)でしっかりとバーディを決めるなど要所を締めた。

今季も「HSBC女子世界選手権」「JMイーグルLA選手権」を制するなど充実期を迎えている29歳が、このまずまずの好位置からさらに上位をうかがう。

巧みな技術でボギーフリー! キム・ヒョージュは静かに「71」

画像: 勝みなみらと同組のキム・ヒョージュはノーボギーのラウンドを見せた

勝みなみらと同組のキム・ヒョージュはノーボギーのラウンドを見せた

アマチュア時代の2012年に国内女子ツアー「サントリーレディス」で最終日に「61」をマークし、16歳332日の当時史上最年少優勝を成し遂げた経歴を持つ韓国のキム・ヒョージュ。米ツアー通算9勝、海外メジャー「アムンディ・エビアン選手権」制覇の実績を誇る名手は、1バーディ・ノーボギーの「71」、1アンダー・40位タイで静かに初日をまとめた。

8番(パー3)で確実にバーディを奪うと、雨で重くなったグリーンや難度の高いバンカーを技術で攻略。18ホールを通じて一度もスコアを落とすことなく、持ち前の抜群の安定感を発揮して大きな出遅れを防いだ。

前半の乱調からイン「34」で意地を見せるも…… 世界ランク2位のティティクル

画像: 後半インで3つのバーディを奪い巻き返しを見せたジーノ・ティティクル

後半インで3つのバーディを奪い巻き返しを見せたジーノ・ティティクル

2025年に米ツアー史上最少平均ストローク記録(68.681)を樹立し、年間最優秀選手に輝いたタイの23歳、ジーノ・ティティクルは2オーバー「74」。67位タイと苦しいスタートで初日を終えた。

前半アウトは1番、3番、4番、9番でボギーを叩き「40」と苦しい滑り出しとなったが、後半インに入ると本来のショット力が復調。12番、14番、17番でバーディを奪ってインを「34」でまとめ、首位とは大きく差がついたものの、後半の意地のチャージでなんとか大崩れは免れた。米ツアー通算11勝を誇る若き世界的スターの巻き返しに期待したい。

2つのダブルボギーが響き出遅れ メジャー3冠のミンジー・リーは「77」

画像: セカンドショットが右に抜けたミンジー・リー、このホールはボギー

セカンドショットが右に抜けたミンジー・リー、このホールはボギー

2021年の「アムンディ・エビアン選手権」、2022年「全米女子オープン」、2025年「KPMG全米女子プロ」とメジャー3冠を達成し、米ツアー通算11勝を誇るオーストラリアのミンジー・リー。

初日は2バーディ・3ボギー・2ダブルボギーの「77」、5オーバー・76位タイとブービーメーカーに近い位置で大きく出遅れる結果となった。

前半アウトを3ボギーの「39」で折り返すと、後半も14番(パー4)、最終18番(パー4)でダブルボギーを叩くなど、終始精彩を欠いた。予選カットのない4日間大会であることを救いに、持ち味である正確無比なアイアンショットと長尺パターを立て直し、ここからの巻き返しを狙う。


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