11月5日(木)、「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」が三木ゴルフ倶楽部(7004ヤード・パー71)で開幕した。初日の天候は晴れ、気温20.4度、西南西の風1.7m/s。スティンプメーター12 3/4、ファームネス354という仕上がったグリーンコンディションのなか、ホストプロの前田光史朗が10アンダー「61」のコースレコードを叩き出し、単独首位発進。4打差の6アンダー2位タイには、時松源藏、小田祥平、岩﨑亜久竜、若原亮太、李尚熹(イ・サンヒ)、アマチュアの小林匠、近藤智弘の7名が並ぶ大混戦となった。今回は、2位タイの好発進を決めた時松と小田のプレーを振り返る。

時松源藏「ミスなく、いい流れのまま終われた」粘りのゴルフで上位へ

時松源藏は7バーディ、1ボギーの6アンダーで2位タイにつけた。「ミスもあったんですけど、大きなミスなく、ピンチが来てもうまくパーで抜けられた」と持ち前の粘り強さを発揮したラウンドを振り返る。

抜群の知名度と通算3勝という実績を誇る時松だが、今季はポイントランキングは106位(61.915pt)と65位までに与えられる来季のシード権争いでかなり厳しい位置にいる。今季はパーオン率が57.353%(108位)とショット面で苦しむことに加え、パーオン時の平均パット数も1.792(83位)とグリーン上でも波に乗り切れない試合が続いていた。しかしこの日は、「(課題の)ショットもぼちぼち安定してましたし、パットが5メートル前後がポコポコっと入ってくれた」と語る通り、総パット数が「27」、パーオン時の平均パット数も「1.6667(この日の30位タイ)」と復調。安定したティーショット(今日のFWキープ率は85.714%・9位タイ、今季は60.268%・27位)からの確実な組み立てと、グリーン上での勝負強さがガッチリと噛み合った。

現在もがき苦しむシード権復活については「本当に苦しい」と本音を吐露する。「藤本佳則プロの復活優勝や、岩田寛プロがもう2勝されているのはすごいなと思う。若い子はガンガン来るので負けないように数年やってきたが、今の僕の立場だと予選会(QT)のほうになる」と現状を冷静に受け止めている。それでも「日頃からお世話になっているACNさんの大会で何か見つけられれば最高。一打一打、納得のいくショットを打つだけ」と前を向き、週末の上位進出を狙う。

画像: 時松源藏(写真は26年リシャール・ミル チャリティトーナメント、撮影/姉崎正)

時松源藏(写真は26年リシャール・ミル チャリティトーナメント、撮影/姉崎正)

ルーキー小田祥平「ティーショットが鍵。自信を持って振っていきたい」

ツアールーキーの小田祥平は、8バーディ・2ボギーの6アンダーで2位タイの好発進を決めた。「前半すごくいい形で入れて、もったいないのもあるんですけど今日は落ち着いてしっかりバーディ獲れた」と充実感を漂わせる。

今季の小田は、ドライビングディスタンスで297.05ヤードを記録し全体15位にランクインするが、本人は曲がらないティーショットを武器と話す。「ティーショットが結構得意で強みだと思っている。(このコースは)すごく自分に合ったコースなので、しっかり自信持って振っていきたい」と語る通り、トータルドライビング39位タイの持ち味を存分に活かした。そしてこの日、その精度の高いショットをスコアに直結させたのが圧巻のパッティングだ。「ピンが左右に振られているが、しっかり上りのラインにつけられている」と本人が語る通り、マネジメント通りに打てたアプローチをことごとく沈め、総パット数は驚異の「23」。パーオン時の平均パット数に至っては「1.3636」でこの日の全体1位を叩き出した。

「最近は初日のプレーが結構良くなくて、うまく飛び出せないなというのはすごく悩みでもあった」と明かすが、この日は見事なスタートダッシュに成功。「ルーキーらしく、明るく楽しくプレーできたらいいと思ってますし、その中でも勝負強いところをファンの皆さんに見せられたら」と、残り3日間も持ち前の明るさと強気のプレーでツアーを沸かせる。

画像: 小田祥平(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

小田祥平(写真は26年前澤杯 MAEZAWA CUP、撮影/有原裕晶)

シード権争いや初優勝を懸けた選手たちの思惑が交錯する秋の陣。深いラフと速いグリーンというハイレベルなコースセッティングを制し、日曜に笑うのは誰か。三木ゴルフ倶楽部を舞台に繰り広げられる熱戦から目が離せない。


This article is a sponsored article by
''.