「マジェスティ ロイヤル」のニューモデルが1月27日に発売された。新作が登場するたびにワクワクさせてくれる同シリーズの、今回のテーマは「飛びの自己ベストへ」。さて、どんなテクノロジーで飛距離の限界突破をサポートしてくれるのだろうか。

ヘッドにもシャフトにも新搭載テクノロジーが

今回のニュー「マジェスティ ロイヤル」もドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンのフルラインナップで登場。まずは気になるドライバーから紹介しよう。

ドライバーに搭載された注目テクノロジーのひとつは、ヘッド後方サイド部ギリギリに重量を配置した「クラッチウエイト」だ。これにより左右・上下の慣性モーメントと重心角が従来モデルよりも大幅に高まり、つかまりと安定性が向上。なおかつ重心も低くなっているので余分なバックスピンが軽減され、かつてない飛距離を生み出ししてくれるという。

  従来モデル比
左右慣性モーメント:7パーセント拡大
上下慣性モーメント:28パーセント拡大
重心角:23パーセント拡大

画像: ヘッド後方に配置された「クラッチウェイト」(左の青い部分)。ヘッドの美しさはマジェスティの伝統(右)

ヘッド後方に配置された「クラッチウェイト」(左の青い部分)。ヘッドの美しさはマジェスティの伝統(右)

また、強靭なTi-613材を使用したフェースにも注目だ。この高強度フェースには偏肉設計が施されていて、反発性能がこれまた従来モデルよりも向上している。加えて「チタン・モノコックボディ」がインパクトの力をロスなくボール初速に変換。さらにそのクラウンの肉厚をわずか0.4ミリの極薄にすることで、カーボンクラウンと同等の重心設計が可能に。これらの効果によりボール初速がアップし、これまた飛距離アップが実現されるのだ。

画像: 強靭で美しいフェースの裏側は偏肉加工が施され、初速アップに貢献

強靭で美しいフェースの裏側は偏肉加工が施され、初速アップに貢献

そしてシャフトだ。全長に超高弾性繊維と高強度レジンを採用した「パワーEIシャフト」は軽さ(SRで45g)としなやかさを両立。手元側をタングステンシートで重量付加しているので、加速を生みつつ手元の浮き上がりが抑えられ、スウィングが安定するのも特徴だ。小さなパワーを大きな飛距離に変える。そんなシャフトも自己ベスト実現に一役買ってくれる。

画像: 毎回高い評価を得るシャフト。今回も大いに期待できる性能となっている

毎回高い評価を得るシャフト。今回も大いに期待できる性能となっている

低・深重心化と高反発性能を極める

当然、アイアンにも新たなテクノロジーが。そのひとつがポケットキャビティ部分に、従来比40パーセント増のタングステンウエイトを配していること。その結果、より低く、より深い重心位置を達成。
また、フェースには1.6ミリ〜1.9ミリの部分薄肉設計を施した高強度のマレージング鋼を採用し、反発性能を高めている。極められた低・深重心と反発性能が、これまで以上に「高く、遠くに」を実現してくれるのだ。
形状的には従来モデルよりオフセットを小さく、トウを高く設定している点が注目される。よりアドレスが決まりやすく、弾道をイメージしやすくなったといえるだろう。

画像: タングステンウエイトによって飛距離も許容性も大きく向上(画像は#7)

タングステンウエイトによって飛距離も許容性も大きく向上(画像は#7)

どんなライからでも高さと飛距離を出すための工夫

フェアウェイウッド(FW)とハイブリッド(HB)の注目ポイントは、ともにフルタングステンソールを採用していること。比重が大きい素材をソールに用いることで、これまで以上に低い重心位置を実現。軽比重チタンボディのFWはヘッド全体の60パーセント近い重量が、HBでも45パーセント前後の重量がソールに集中しているというから、その効果は大いに期待できる。
FW、HBともにどんなライからでも高弾道で大きな飛距離を生み出してくれる、頼りになる武器となっている。

画像: フルタングステンソール採用で抜群の打ちやすさを実現したFW(左)とHB

フルタングステンソール採用で抜群の打ちやすさを実現したFW(左)とHB

最高の素材とテクノロジー、そして匠の技によって生み出された「マジェスティ ロイヤル」は、さらなる飛びを求めて常に挑戦し続けるゴルファーに相応しいモデル。手にして新たな世界を目指してはいかがだろう。もちろん女性用もフルラインナップされている。

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