サステナビリティを追求した
モノづくりに世界が注目
2016年にアメリカ・サンフランシスコで誕生した「Allbirds(オールバーズ)」。サッカーの元ニュージーランド代表のティム・ブラウン氏と、バイオテクノロジーの専⾨家であるジョーイ・ズウィリンジャー氏という異⾊の2人によって設立されたシューズブランドだ。
⼤きなロゴや派⼿なカラー、ケミカルな素材で作られた従来のシューズ製造に疑問を持っていた両氏が着目したのは、「メリノウール」と呼ばれるニュージーランドの羊毛素材。非常に柔らかく、温度調節機能や吸湿性も備えている自然素材だ。
同ブランドの代表作であるシューズ「Wool Runners(ウールランナー)」は、最⾼級のメリノウールを使用した快適性や機能性に加え、洗濯機で丸洗いできるという利便性が共感を呼び大ヒット。加えて、カーボンフットプリントを抑え環境に配慮した徹底的なモノ作りを⾏ってきた同社は、⽇々最新のテクノロジーを⽣み出しているシリコンバレーで⽀持を集めるだけでなく、アカデミー賞の受賞経験もあり環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオ⽒が賛同し投資支援を受けるなど、その評価は世界中に広まっている。
その後も、サステナビリティを追求したモノ作りはとどまることを知らず、ユーカリ繊維で作られた通気性と快適さを備えたメッシュ構造の「Tree(ツリー)」シリーズ、100%植物性レザーの「Plant (プラント) 」シリーズなどを世に送り出し続けている。
サステナビリティと機能性を兼備した
メーカー初のゴルフシューズ
同ブランド初となるゴルフシューズ「Golf Dasher(ゴルフダッシャー」は、同社のランニングシューズ「Tree Dasher(ツリーダッシャー)をベースに、ゴルフ仕様へアップデートしたもの。ランニングシューズの持つ快適性、歩⾏性やフィット感はそのままにプレーの質を⾼める要素が加えられている。
アッパーは「ZQメリノウール」と「リサイクル・ポリエステル」を格子状に縫い込んだリップストップを採用。アッパー周囲には「Bio-TPUマッドガード」を装備することで、より⽔滴や⼟砂の侵⼊を防ぎさまざまな天候条件やプレーシーンでの耐久性を⾼めてくれる。
ミッドソール部には同社のランニングシューズ「Tree Dasher2(ツリーダッシャー2)」にも採用されている、クッション性に優れた「SweetFoamミッドソールユニット」を搭載。⻑距離の歩⾏でも高い快適性をもらたしてくれる。
アウトソールはゴルフ仕様にグリップ力を高めた独自の構造を採用。スイング中の安定性、不整地(ドライ・ウェット)歩⾏の際に、高いグリップ性能を発揮してくれる。
カラーは「ナチュラルブラック」と「ナチュラルホワイト」の2色展開。様々なコーディネートにマッチするクラシックな奮起をまとったデザインも魅力のひとつだ。
価格は2万円(税込)。「オールバーズ丸の内」「オールバーズ大阪」2店舗の他メーカーオンランストアのみの取り扱いで、数量限定200足の発売となるため争奪戦が予想される。気になる人は、実際に手に取って試してみてはいかがだろうか。