米国発のクラブメーカー「PXG」より、豊富なバリエーションで人気を博したパター「バトルレディ」シリーズの最新モデル「バトルレディⅡ」が発売となった。素材・期間・コストの制限を設けないという同社の開発思想が存分に反映された、最新パターに注目してみた。

アイアンの設計からヒントを得て誕生した
中空構造のパターヘッド

「PXG」は2015年に主力アイアン「0311®」を発表。同商品は業界初となる独自の射出成形中空ボディ設計を採用したことで、ゴルフ界に大きな足跡を残した。この技術はインパクトで比類のない打感を実現しただけでなく、寛容性を高め、飛距離の増加につながる超薄型フェースの導入を下支えしており、現在も同社の商品開発の進化に大きな影響を与えているという。

同社の開発エンジニアによる長年にわたる研究の末、独自の中空ボディ設計がパターカテゴリにおいても顕著な性能向上をもたらすことが判明。削りだしやすく細かなミーリングが施しやすい「303ステンレススチール」をベースにした中空ボティ構造を採用するに至ったという。

中空ボディ構造の導入によって、パターの外周に質量を再配置することが可能となり、ヘッドのサイズに比して高い慣性モーメントを実現。さらに軽量ポリマーを中空ボディ構造内部に注入して成形した「S COR™ テクノロジー」を新たに採用することで、インパクト時の打音向上や振動の緩和し、クラブフェース全面で安定した打ち出しを実現するという。

画像: 中空ヘッドに軽量ポリマーを充填した「バトルレディⅡ」シリーズ

中空ヘッドに軽量ポリマーを充填した「バトルレディⅡ」シリーズ

この「S COR™ テクノロジー」の導入によって、劇的にミスヒットへの寛容性をもたらしてくれる「0.055インチ(1.397mm)」という極薄フェースの搭載が可能になった。

画像: 1.397mmという超薄フェースとの相乗効果で、ミスヒットへの寛容性が向上している

1.397mmという超薄フェースとの相乗効果で、ミスヒットへの寛容性が向上している

フェースのミーリングは、前作にも採用されていた「ピラミッドフェースパターン」が進化。さらに積極的なミーリング加工を施すことで、ゴルフボールのディンプルとの接触が安定するように最適化され、ボールの転がりが向上。インサートパターの柔らかい打音を生み出すと同時に、単一の素材を使用した削り出しパターの特徴である硬めの打感も併せ持つという。

画像: ソリッドな手ごたえとソフトな打感を兼備する、進化した「ピラミッドフェースパターン」

ソリッドな手ごたえとソフトな打感を兼備する、進化した「ピラミッドフェースパターン」

カスタム要素満載なラインアップ

「バトルレディⅡ」のヘッドラインアップは計9モデル。ゴルファー個々のストロークにも合うように、クランクネック・ダブルベンド・ヒールシャフト・アームロックの4つのホーゼル形状にも対応している。⼀部のモデルにはセンターシャフトもオプションとして、今後発売を予定しているという。

画像: ヘッドラインアップは全9種

ヘッドラインアップは全9種

また、ヘッドのソール部分に付与されたウェイトは「可変式」のため、好みに合わせてさらに細かな調整が可能となっている。

画像: 可変式ウェイトによって、個人に合わせた打ち出し条件のカスタマイズが可能に

可変式ウェイトによって、個人に合わせた打ち出し条件のカスタマイズが可能に

シリーズ2代目として、初代から大きな進化を魅せたバトルレディⅡパターシリーズ。メーカー希望小売価格は6万6000円(税込)。製造するための素材やミーリングに必要な時間を考えれば、驚きの価格であるといっても過言ではないだろう。

気になる人は、実際に手に取って試してみてはいかがだろうか。

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