ジュニアの世界メジャー4大会を制覇
須藤弥勒(すどう・みろく)は2011年8月6日、群馬県太田市生まれ。1歳でゴルフクラブを握って遊び始め、2017年には世界ジュニアゴルフ選手権6歳以下の部に史上最年少で優勝し、翌年には同大会を連覇。その後もアジア、アメリカ、ヨーロッパでの国際大会を制して、ジュニア世界大会4冠を達成。“天才少女”と呼ばれる逸材だ。
22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、現在須藤はスポーツ用品販売の(株)アルペンと所属およびマネジメント契約を締結している。
そんな彼女が2024年8月6日の誕生日をもってJLPGA規定の出場可能年齢である13歳に達することから、いよいよ「ニトリレディス ゴルフトーナメント」(8月22日〜25日/北海道・桂ゴルフ倶楽部)と「ゴルフ5レディス プロゴルフトーナメント」(8月30日〜9月1日/岐阜県・ゴルフ5カントリーみずなみコース)への主催者推薦での出場となった。
予選通過すれば新記録達成
須藤はツアーデビューを前に「ようやく13歳の誕生日を迎え、JLPGAの試合に出場することができます。初戦となるニトリレディスの経験を活かし、ゴルフ5レディスの歴史に名を刻めるよう頑張りますので応援よろしくお願いいたします」とコメント。
13歳以上という年齢制限ができる以前には、金田久美子と松原由美が12歳でツアーに出場して予選通過した例があるが、今回須藤がどちらかの大会で予選を通過すれば、現行ルールでの最年少記録となる。
須藤は150センチ、50キロ。ツアーを連戦する女子プロ達の中に入ればまだまだあどけない少女だが、世界で戦ってきた成績は誰にも引けを取らない。そんな彼女が両大会でどんなプレーを見せてくれるのか。楽しみな2週間となること、間違いなしだ。