今年で第9回を数える「有賀園ゴルフ ジュニアゴルフ大会」が、12月15日(日)にサンコーカントリークラブ東コース(群馬県高崎市)で開催された。小学生(小4〜小6)・中学生・高校生の男女別・計6部門に156名がエントリーし、熱い戦いを繰り広げた。

「人間としての成長」をサポート

2020年は新型コロナウイルスの影響で中止を余儀なくされたものの、今回で第9回を迎え、冬の大会として定着した「有賀園ゴルフ ジュニアゴルフ大会」。「まずは30回くらいを目指してやりたい」と、地元・高崎市に本社を置く有賀園ゴルフの社長で、大会副会長を務める有賀史剛氏は語る。

「10年くらい前は、ただゴルフだけやっていればいいという風潮が子どもたちにありました。そうではなく、ちゃんと文武両道でやったほうがいいよということを伝えたかった」(有賀社長)

画像: 文武両道のジュニア育成を目指して大会を開催する有賀園ゴルフの有賀史剛社長

文武両道のジュニア育成を目指して大会を開催する有賀園ゴルフの有賀史剛社長

そこで第1回大会では、いずれも群馬県出身の矢野東プロ、田島創志プロ、武藤俊憲プロを招いた。矢野プロは富岡高、田島プロも高崎高と進学校の出身。武藤プロは高校卒業後、研修生生活を経てプロゴルファーになった苦労人だ。彼らの話を通じて、文武両道や礼儀正しさの大切さを保護者にも理解してもらえるように、との意図があった。

また、ゴルフはショットを打つ時間が3%で、残り97%はずっと考えているスポーツなので、頭の回転がよくないとスコアにも影響しかねない。

「親御さんができることといえば食育、要するに食で子どもたちをサポートすることです。カップラーメンとか美味しいものばかり食べているようではなかなかいい体にもならないので、食育のプロに来ていただいて、子どもたちのラウンド前・ラウンド中・ラウンド後の食事や普段の食事について、親御さんに講義していただきました」(有賀社長)

画像: 朝のスタート時はかなりの冷え込みだったがジュニアたちは物ともせずに元気にプレー

朝のスタート時はかなりの冷え込みだったがジュニアたちは物ともせずに元気にプレー

コロナの影響で、大勢が集まるこうしたイベントが難しい時期もあったが、 現在はジュニア競技のシード権や、プロトーナメントのマンデートーナメント出場権を特典とすることで、子どもたちのモチベーションを高めている。

「ただジュニアの大会で優勝して終わりではなく、その次がある大会にしたいということで協力をしていただいています。とくに、中学生でマンデーとはいえ、コースセッティングとか、プロの大会の雰囲気はなかなか味わえないので、みんなそれを目指してやっています」(有賀社長)

23年からは、各部門優勝者に有賀園ゴルフ商品券2万円を贈呈している。

「『子どもの大会なのにお金を出すのはいかがなものか』という考えもあると思います。でも、ジュニアやトーナメントのシードもそうですが、ゴルフはあれこれとお金がかかる中で、子どもが優勝して2万円の商品券をもらうことによって、親御さんに対して少しでも恩返しできる。また、商品券ですけど、お金を自分で稼ぐという成功体験を早いうちから得て、少しでもゴルフのプレーや用品の購入に役立ててもらいたいと思います」(有賀社長)

画像: ジュニアの将来を見据えて様々なアイデアを取り入れているのもこの大会の特徴

ジュニアの将来を見据えて様々なアイデアを取り入れているのもこの大会の特徴

ゴルフの技術を磨くだけではなく、人間として成長する場として、これからも「有賀園ゴルフ ジュニアゴルフ大会」は進化を続けていく。

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