2008年1 月1日。ついに高反発規制「SLEルール」が施行された。この日を迎えるにあたり各メーカーは高反発に代わる飛ばしのキーワード探しに迷っていた。

ゼクシオは4代目で高反発とルール適合の2タイプを併売する形で2008年を迎えたが、SLEルール適合という意味では、初代モデルとなる5代目にゼクシオの真価が問われていたのも確かである。

多くのメー カーが出した高反発に代わる飛ばしのキーワードは「安定」だった。一発の飛びよりも安定した飛び。平均飛距離の重要性を謳う「高慣性モー メント」モデルが市場に並んだ。四角いヘッドなど異形ドライバーが注目されたのもこの年の出来事である。

4代目と5代目の性能を比べてみましょう。まずクラブ長さは0.75インチ長くなり45.75インチになったが、振りやすさの目安クラブ全体の慣性モーメン トは288万gc㎡と変わらず。「つかまり」の目安重心距離は1.5ミリ短くなり、「弾道の安定」と関係する重心深度は2.7ミリ深く、低重心率は11.3パーセント高くなった。この数値から言えることは初代ゼクシオが目指した「やさしいは飛ぶ」の原点回帰が読み取れる。

「やさしさ」 でスタートしたゼクシオは2代目で高反発、3代目で超高反発となり、4代目ではSLEルールを視野に入れながらも460ccの高反発という難題にチェレンジした。しかし「やさしさ」と「飛び」のバランスが徐々に崩れてきたのも事実。まわりのクラブが飛距離を伸ばせばゼクシオも続かなければいけない。時代の流れに乗りつつも、ゼクシオ本来の「やさしさ」を守らなければいけない。

高反発規制のSLEルールはゼクシオにとっては追い風だったのかもしれない。そのため、5代目ゼクシオは9代目が登場した現在でも高く評価する声が多 い。

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