ボールを変幻自在に操り、そのボールは面白いようにカップに吸い寄せられる。繊細かつ大胆な技を披露するのは、ベテラン・谷口徹。プロからも絶賛される上げてピタッと寄せるアプローチを見てみよう!

球を上げる時は小さく&大きく

「ボールを上げるアプローチで一番大事なことは、ヘッドの運動量を多くするということ、つまりヘッドを走らせるということです。僕は『手元の動きは小さく、ヘッドの動きは最大限の運動量を出す』ように振っています。バックスウィングでコックを多めに使って、体の動きと同調させながらインパクトで自然にリリースしてヘッドを大きく動かします」(谷口、以下同)

画像: 「手を前に出さずに構えてフェースを開き、コックを使いヘッドを大きく走らせます」

「手を前に出さずに構えてフェースを開き、コックを使いヘッドを大きく走らせます」

「ヘッドを走らせるためには、ワッグルができるくらい柔らかい手首にしておくことが、重要。ガチガチに固めてしまうと、腕や肩に余計な力が入りヘッドの加速にブレーキがかかってしまうので、注意です。スウィング中は一定のリズムで振り抜きましょう」

右手とフェース面は一致する

「右手とフェース面は一緒、上げたい時は右手首をリリースするとフェース面も上を向く。低く抑える時は右手首の角度を変えずに打ちます」

画像: 「テークバックからフォローまで、同じリズムで振ること。スウィングの中でボールをとらえる意識が大切です」

「テークバックからフォローまで、同じリズムで振ること。スウィングの中でボールをとらえる意識が大切です」

どこからでも寄せてくる谷口徹の名人芸アプローチ。そのエッセンス、ぜひ取り入れよう!

写真/姉崎正

(週刊ゴルフダイジェスト2016年7/26号より抜粋)

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