2017年の「ANAオープン」は、プレーオフを制した池田勇太が今季2勝目を挙げ、賞金ランクもトップのC・キムと約2000万円差の6位まで詰め寄ってきた。2年連続の賞金王に向けて進化を続ける池田勇太のスウィングをプロゴルファー中村修が解説。

ターフを取らないダウンブロー

写真は2017年「全米オープン」練習ラウンドの打ち下ろしの150Yくらいのパー3のティショットです。クラブはピッチングウェッジ、あるいは9番アイアンと思われる短いアイアンで打っていましたが、ご覧の通りターフ(芝)をほとんど取っていません。

昨年までの池田選手は、少しダウンブローの度合いが強く、とくにショートアイアンではターフを取るシーンが多く見られました。今季はダウンブローの軌道がゆるまったことにより、より高弾道で攻めるアイアンショットが見られるようになりました。

ドライバーの飛距離が約20ヤード伸びたことが話題ですが、アイアンショットにも進化は現れていると思います。

用具面でも工夫が見られます。ドライバーもアイアンもヘッド側を軽くすることでヘッドスピードを上げています。アイアンに関しては長さも少し長くしていると聞きました。長くする、それだけでも軌道はゆるやかになりますし、技術だけではなくギアの調整能力も進化していることも好調の大きな要因になっています。

画像: ターフを取らないダウンブローでスピン量をコントロールした高弾道で攻める

ターフを取らないダウンブローでスピン量をコントロールした高弾道で攻める

スウィング面を見ると、テークバックでもダウンスウィングでも腕を伸ばして手元を体から離しているのが特徴です。そのことで手首の角度がキープされたままスウィングアークが大きくなります。結果、“タメ”が強くなり過ぎずに、ゆるやかなダウンブローを実現しています。

腕を伸ばすように遠くに上げるときのポイントは、両わきが開かないようにすることです。アドレスで上腕を内側に向けて締めたら、締まった感覚をキープする意識を持ち続けたままスウィングしてみてください。そうすると、手打ちにならずに体の回転で打てるスウィングになります。

アイアンで急角度に打ち込みすぎてミスをしている人は、参考にしてみるといいのではないでしょうか。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.