1グラムで選手は殺せてしまう
続いては契約による“縛り”の話。まあ俊輔のところにも書いたけど、選手は契約を結ぶことで、その契約を結んだメーカーのクラブを使わなければならないという縛りを受ける。これがけっこうやっかいなんだよな。
クラブが合えばいいし、合わないケースだってたくさんある。また新しいモデルが出れば試さなければならないし、せっかく気に入っているヘッドが合っても変えなきゃいけないケースも出てくるんだ(*_*;
試合の中継見ていて、「あれ、あの人新しいドライバー使ってないよ」っていうのよく見かけるだろ。それがいい例さ。クラブ契約を変えて調子が上がらずシード落ちっていう選手はこれまでも何人も見てきた。華やかな世界だけど、それだけクラブ選びはシビアなんだよ。「1グラムで選手を殺せる」という言葉があるからね。つまり好きなヘッドを変えただけでも、そこから崩れていくってことが往々にしてあるんだよな(+_+)
だいたい選手はパターとプラス2本ぐらいを外した11本縛り契約の人が多いかな。だから主要なドライバーとアイアンフルセットとウェッジは自分のところのを使ってもらうわけだ。でも今年はバラ売りのケースも多いかな。
「BSショック」(ブリヂストンから契約選手が大きく流出したことを業界ではそう言われている)から、フリーの選手がいっぱい増えて、そういう選手がドライバーだけ契約するってケースが増えている。そこに目をつけたのがテーラーだわな。テーラーのドライバー使用率がいつも上位にくるのも、そうした契約の仕掛けが功を奏したからじゃないかな。うまいことやってるよな(*´Д`)
まあ、でもフリーの人のクラブセッティングは、アマチュアの人に一番参考になるかもな。だって、何のしがらみもなくその人たちの一番使いたいクラブを使っているわけだからさ。宮里優作とか横尾要とか、女子でいえば成田美々寿とかだよな。彼らが何を使っているのか、どんなシャフトを組んでいるのか、参考にしてみるのもいいんじゃない(-。-)y-゜゜゜
選手の契約金っていくらぐらい? 3/4に続く