僕らにも打てるクロカゲの登場か!?
続いてのご紹介は三菱レイヨンの新しいKUROKAGE 「クロカゲXM」。昨年ロリー・マキロイやスコット・アダムが使用して一世を風靡したあのシャフトの兄弟モデルです。
今までの「クロカゲXT」はマキロイやアダム、ジェイソン・デイらハードヒッターが好んで使っていただけあって、かなりしっかりとした「叩けるシャフト」でした。プロやアスリートがこぞって買い求めたのはつい最近の話ですよね。
クロカゲねぇ、打ってみたいけどちょっと僕にはキツイかな……と思っていた人に朗報なんです。”僕らにも打てるバージョン”のクロカゲが今回のクロカゲXMなのです。早速そのコスメを見てみると……、あれ!? クロカゲXTとほぼ一緒ですね。ロゴの部分を見ないとどっちかわからない。
その特徴を三菱レイヨン・ツアー担当の中島さんに話してもらいました。
「前作のクロカゲが典型的な元調子なのに対し、今回のXMは中元調子。シャフト全体的にしなり戻りがくる感じです。アメリカのPGAツアーでクロカゲXTが少しハード過ぎると言うリクエストがあったことから、今回のXMシリーズの発売に至りました。XTより球が上がりやすく、スピン量も増えるはずです」(中島)
実際に、山下宏和プロは、このクロカゲXM(60グラムのX)にチェンジ。
「元々クロカゲXTを使いたかったんですけど、ちょっと僕にはハードだったんで、今まではフブキのKを使っていました。でも最近はそのフブキのKもちょっとハードに感じていたのでねぇ(笑)。そこに今回のクロカゲXMがはまった感じです。自分でつかまえにいかなくてもいいので、スウィングに無理な動きがなくなります」(山下)
やさしいクラブの代表のゼクシオ8でも新しいクロカゲはマッチするということですよね。これは参考になるな……。
ちなみに、星野英正も宮里聖志もこのクロカゲXMにチェンジ(共に60グラムのX)しました。またクロカゲXMは女子プロの食指も動かしました。前田陽子プロです。このクロカゲでサマンサタバサレディーストーナメントに勝ちツアー2勝目を挙げました。
「この新しいクロカゲ、練習場で試して一発で気に入りました。シャフトが暴れないので、球が凄く安定するんですよ」(前田)
僕らとヘッド速度が近い彼女が使っているということは、アベレージゴルファーにも合うってことですよね。
こりゃ今年の秋もクロカゲが流行りそうな予感しますね。この新しいクロカゲXMは10月3日(土)の発売です。今回のクロカゲは俺にも打てそうだ。この秋はKUROKAGE で飛ばしちゃおっかな。
写真/有原裕晶、姉﨑正