新製品や話題のギアを試打し、どんなクラブか徹底的に分析する企画である「全力試打!ギア王」。記念すべき第一回の今回は、プロがこぞって愛用するスコッティ・キャメロンのパターから、「フューチュラ・エックス」を試打。2013年のマスターズを制したアダム・スコットも愛用しているパターの性能はどれほどだ?

もはやこの直進性は「事件」と言ってもいい

スコッティ・キャメロンの「フューチュラ・エックス」といえば、2013年のマスターズを制したアダム・スコットが愛用中のパター。このパターにマスターズを制した秘密が詰まっているかもしれないとのことで、さっそく試打!

画像: スコッティ・キャメロン「フューチュラ・エックス」

スコッティ・キャメロン「フューチュラ・エックス」

構えると後方に飛び出た2つの赤丸が目を引く。巷では「ミッキーの耳」とも「カエルの顔」とも言われているとのこと。この赤丸の正体は、これはそれぞれ20グラムのウエイト。そしてフェース寄りのソールには、同じくトウ・ヒールに15グラムずつのウエイトが搭載されている。また、ヘッドの中央部分は空洞になっている。この4点のウエイトとヘッドの設計によって慣性モーメントが高くなっているのだ。

画像: ひときわ目を引くのは後方に設置された2つの赤いウエイト

ひときわ目を引くのは後方に設置された2つの赤いウエイト

フェース面は「螺旋状」にミーリング加工が施されている。螺旋状にすることで、ボールとの接触面積が減り、ボール自体の打感を強く感じることができる。結果として、打感がソフトになる効果が期待できるという訳だ。

画像: フェースに施された螺旋状のミーリングは打感を感じやすくなる効果がある

フェースに施された螺旋状のミーリングは打感を感じやすくなる効果がある

まずはショートパットから試してみよう。

1球、2球、3球…...。何球打っても直進性が強く、曲がらない。いや曲げようとしても、ヘッドが真っすぐにしか動かない、と言っても過言ではない。少し「開いた」と思っても、少々のことではフェース面に与える影響は小さいので、ショートパットを繰り返し練習すれば、パターが苦手な人も自信を持ってパットすることができる。

お次はロングパット。この手の大型パターはショートパットよりロングパットに扱いにくさを感じることが多いが、重量が重すぎないことで、距離感のイメージが出しやすく思い通りに寄せることができる。打感や打音は、軽い感じで好みが分かれそうだが、慣れてしまえば問題はないだろう。

今回の「フューチュラX」は、ショートパットに強いことはもちろん、ロングパットでもなかなか距離感を合わせやすい。これは、初心者から上級者まで強い味方になってくれるクラブだ。

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画像: 全力試打! ギア王「ただものではない?"アダム"のパター① youtu.be

全力試打! ギア王「ただものではない?"アダム"のパター①

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画像: 全力試打! ギア王「ただものではない? "アダム"のパター② youtu.be

全力試打! ギア王「ただものではない? "アダム"のパター②

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