みなさんこんにちは。月刊ゴルフダイジェスト編集部ツアー担当ケンジロウです。さて、今回のテーマはというと…「プロのガス欠事件簿」。スタミナのほうのガス欠じゃないですよ。車のガソリンのほうです。えっ!? プロがガス欠? そんなことあるかいな? って声が聞こえてきそうですけど、それが取材を進めてみると意外と出てきたんですよ……。

タケ小山にガソリンを持ってきてもらった

まずはひとり目。横尾要プロです。ガス欠なんかしそうにないぐらい几帳面なイメージがありますよね。僕も「まあ横尾プロはないだろう」と思いつつ試しに聞いてみたんです。

「ガス欠したことありますか?」

するとこっちをしばらくジーッと見て、目を何度かパチリパチリとして、5秒後ぐらいに、「あるよ」と一言。

画像1: タケ小山にガソリンを持ってきてもらった

えー、びっくり。どこで、どんな感じにやっちゃったんですか?

「あれは、アメリカのPGAツアーに参戦していたときだね。フロリダの試合に出てて、それで帰りにディズニーに行ったんだよね。ディズニーから出るところが下りになってて、そこの坂道の途中で急に『あれ?』って。動かなくなっちゃったんだよね。故障かなって思ったら、あー! エンプティランプついてんじゃん! ってなってさ」(横尾、以下同)

画像2: タケ小山にガソリンを持ってきてもらった

「なんか『あとでいいや』が続いて、結局入れるのを忘れていたんだよね。運よく坂道だったから、惰性で下の道まで下りられてね。そしてさらに運がいいことに、その下の道のところにガソリンスタンドがあったんだよね。こりゃよかったーって思ってそこのガススタに入っていくと、もう閉店だっていうんだよね。そこが17時に閉まっちゃうんだけど、ちょうど俺が行ったのが、17時1分でさ。1分すぎてるからダメだっていうんだよね。ガス欠だから頼むよって言ったんだけど、店員のやつが『NO!』って頑ななんだよなー」

画像3: タケ小山にガソリンを持ってきてもらった

それで、そのあとどうしたんですか?

「もうすぐさまタケさん(*屋根裏部屋でおなじみタケ小山プロ)に電話よ。当時タケさんもフロリダに住んでたからね。タケさんガソリンを積んで飛んできてくれてさ。それで九死に一生を得たってわけ。ホント助かったよ。タケさんには今でも頭あがらないよね。その事件以来、ガソリンはちゃんと入れるようにしてるよ」

いるもんですねー、ガス欠プロ。これだけ車に乗るプロスポーツ選手もなかなかいないですもんね。そりゃガス欠になる可能性も高いのかな。

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