どうも!ケンジロウです!(^^)!さて、今回のテーマは、試合の組み合わせについて。いわゆる「誰と一緒に回るか」ということです。
プロの試合と言うのは日本オープンやプレーオフなどを除いては3人組で回るのが基本になっていますが、そうなるとやはり一緒に回る人との相性って大いに影響ありますよね。
「同伴競技者によってスコアが左右される」なんて話もこの世界ではまことしやかにささやかれています。僕らアマチュアだって、一緒に回っていてプレーがしやすい人、ちょっと嫌だなーって人いますもんね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
プロだって同じなんですよ。そんなプロの組み合わせ事情を調べてみました~。
組み合わせは3つのカテゴリーに振り分けられる
まず試合の組み合わせというのは、誰がどのように、どのタイミングで決めているのか?コレ、意外と知られてないですよね((+_+))まずは誰が?
これは大会主催者、放映テレビ局、JGTO(日本ゴルフツアー機構)、そして大会運営会社が協議して決めています。JGTOによれば、出場全選手を成績と実績を元に3つのカテゴリーに分けて、同じカテゴリーにいる選手同士を組ませるケースが多いみたいです。
スタート時間もこのカテゴリーによってだいたい決まっていて、シード選手や実績のある選手は、早すぎもなく遅すぎもない“ほどよい時間帯”からスタートできるんです。試合観戦するギャラリーの立場にしてもこのほうがいいですね。お目当ての選手が朝早くてスタートに間に合わないということにならないですからね。
一方でマンデー出身組とかQT組などは朝が早かったり、午後の遅い時間帯からのスタートを余儀なくされます。まあこれはプロの実力主義の世界ですから、仕方のないことかもしれませんね((+_+))
組み合わせのメンバーはトーナメントの行われる週の火曜日の正午に発表されるのが基本です。火曜日は練習日ですから、プロは練習ラウンド中などに、スマホで組み合わせをチェックして一喜一憂するわけです。だいたいキャディがチェックをしていて、プロに知らせるケースが多いですかね。同じ組に大学の先輩や同じ練習グループの先輩などがいると、「今週よろしくお願いします」と挨拶にいくことが多いですね。
ちなみにスタート時間ですが、プロには好みがあって、一番好まれるのは初日の木曜日が遅いスタートで、2日目の金曜日が早いスタートというケース。「初日はみんなのスコアの様子を見てからスタートしたい」という前向きな理由もあれば、「予選落ちしたらそのほうが早く帰れるから」という
後ろ向きな理由もありました((+_+))
確かに予選落ちがほぼ確定しているのに、午後の遅いスタートで最後までプレーしなければならないのは正直なところ辛いですよね。「予選落ちが確定しているようなときは開き直って、スウィングの課題を修正する」と言っているプロもいました。どう考えるかは人それぞれなんですね。
一緒に回りたい人 一番人気はT嶋プロ
では、一番気になるペアリングの相性をいろんなプロに聞いてみました。相性の悪いプロを名指しで言うのははばかられるというので、ここから先は“極力”イニシャルトークで進めていきますね((+_+))
木曜日と金曜日の二日間、36ホールを共に戦うわけですから、やはり一緒に回るプレーヤーというのは結構カギを握りますよね。相性の悪い選手と回って一日中イライラしながらのラウンドだとどうしてもスコアが悪くなりやすいと思います。
もちろんその逆もあって、相性のいい選手同士だとお互いいい意味で刺激しあって、スコアがどんどん伸びていくというケースもあります。まずは好まれる選手から挙げることにします。
今回いろんなプロに聞いた中で一番人気だったのが、T嶋プロ。その理由はと言うと…「テンポよくサクサクプレーするので、こっちもリズムよく回れる」「バーディを獲ったり、パーセーブすると『ナイス!』とか声をかけてくれるので、気分よくプレーできる」「冗談を言い合って会話が弾むので楽しく回れる」
とこのようにT嶋人気は高いんです。これも人柄ですかね。でもT嶋プロは同年代のプロと回っているときはおしゃべりが絶えずに、まるで練習ラウンドをしているような感じに見えるときもあります(@_@)
スタート前の練習もT嶋プロはコーヒーを片手に他のプロとクッチャべっていてほとんど練習しません。むむむ…。ベテランになると、そんな余裕がでるのかな。実はそれがいいスコアを出す秘訣だったりして…。
では一方で嫌われるタイプの選手はというと、まず挙げられるのは「プレーの遅い人」。これはアマチュアでも一緒のことで、当然ですよね。ルーティンが長かったり、打つまでに必要以上に時間をかけたりする同伴競技者がいると、周りはものすごくリズムを崩されますよね。
最悪なケースでは競技委員からペナルティをつけられることもありますから、一緒に回るほうはたまったもんじゃないですよね。各ショット、各ホールに許される所要時間というのは決まっていますからね。
3年前のフジサンケイクラシックで優勝した松山英樹が、同伴競技者の横尾要から苦言を受けていたのを覚えていますか?競技委員からスロープレーを注意されたのにも関わらず松山英樹ともう一人の同伴競技者SJ・パクが急がなかったというんです。
「今の若い奴はみんな(プレーが)遅いよ。アメリカならペナルティ。松山だから遼だからOKとかやっていると日本ツアーはダメになる」と言う当時の横尾のコメントは印象に残っています。サクサクとプレーしてリズムを作る横尾にとって必要以上に時間をかけられると、やはりリズムを崩されてしまうんですね。
遅いのとは反対に早すぎる人と回るとペースが合わなくなるという声も聞かれました。その証言はKプロです。「ある先輩のプロと回る機会が多いんですが、あの人のプレーのスピードが早すぎて、打った後もサクサクと前にいっちゃうので自分のいつものルーティンが崩されちゃうんですね。打った後もしょっちゅう話しかけてくるので、こっちが集中したいときは本当イライラしてしまいます」むむむ、これは穏やかじゃないですね~(@_@)
確かに次の1打に集中したいときに話しかけられると、嫌ですよね。でも先輩だったらムゲにもできないし…。Kプロはその先輩と一緒の組だといつも我慢するしかないみたいです((+_+))。
一方でそのKプロが一緒に回るとスコアがいつもいいというのはFプロだそうです。どんな場面でもいつも穏やかなのでその組全体の雰囲気が良くなります。だから気分よくプレーできるんですね。またプレーがいつも安定しているのでいいイメージを自分に吸収できるんですよ」とKプロ。
一方でAプロが一緒に回りたくないという相手がYプロだ。Yプロの何が悪いかと言うと…、「スコアが悪くなってくるとクラブに当たったりキャディを怒ったりすごく雰囲気が悪くなるんですよね。それだと一緒に回っていて嫌になっちゃいますよね」とのこと。たとえ自分のスコアが悪くても同伴競技者には迷惑をかけない、コレは大事かもしれませんね。僕らも参考にしないとね( ..)φメモメモ