小誌旅担当として、全国のコース巡りをしていると、たまにハッとするような出会いがあります。今回ご紹介するのは、熊谷周辺のリバーサイドゴルフ場取材でのこと。

「熊谷駅周辺に、何か名物的なお店ないですかね」。カメラマンM氏とフラフラしていたときのこと。基本的に取材はすべて下調べして行くのですが、超ローカルなご当地グルメなどは、直接現場で歩き回るほうが良い結果が出たりするのです。

画像: 熊谷駅前『食堂コヤマ』。うまそうオーラを放っています。こういうお店は思わず吸い込まれちゃいますね。

熊谷駅前『食堂コヤマ』。うまそうオーラを放っています。こういうお店は思わず吸い込まれちゃいますね。

日も沈みはじめた夕方6時、ビルとビルの間に何やら良い感じのお店を発見。これまで培った古くてウマい店センサーがマックスに反応します。「こんばんわ~」とお店に入ると、昭和ファッションに身を包んだご婦人が鉄板の向こうに立ち、テーブルはひと昔前のゲーセン台。思わずガッツポーズしちゃいました。

入口には「ふらい焼き」という見慣れぬ文字が。スマホで調べてみると、このあたりだけのどローカルなB級グルメっぽいことが書いてある…。全メニュー、ウマそうオーラが漂っていますが、ここは「ふらい焼きお願いします!」

画像: 魅惑の『御食事メニュー』。次回は必ずしめじうどんを食べてやるんだ…。

魅惑の『御食事メニュー』。次回は必ずしめじうどんを食べてやるんだ…。

よくわからない物体が到着…。中濃ソースの香りが食欲を刺激するけど、なんだろう…お好み焼きを裏っかえして二つ折りにしたような。

画像: 開けたくなってしまう魅惑の物体。後ろの焼きそばも、ザッツ昭和テイストで美味でした!

開けたくなってしまう魅惑の物体。後ろの焼きそばも、ザッツ昭和テイストで美味でした!

敢えて前情報なしで口へ放り込んでみると…ウマっ! なにこれ!! 生地に微妙な味がついているので、ソースなしでも十分ウマいですが、ちょっとだけ中濃ソースをかけるのが個人的には最高でした。厚さで言うとクレープとお好み焼きの中間くらいか、モチモチした生地が具にピッタリ合っています。お好み焼きと基本的な作りは同じなのですが、生地の厚みが絶妙なのか、全く別物でパンチの利いた食感に感動し、思わずお持ち帰りしちゃいました(電車の車内が強烈にソース臭く…。あの時同じ車両にいた方、ごめんなさい)。

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