【毎週金曜更新】プロゴルファー木村友栄の「わかりました!」
あなたのスウィングここがダメ!
木村友栄プロが、アマチュアゴルファーのお悩みを3つのポイントでわかりやすくレッスンしてくれます!
今回は石長川治(いしながわおさむ)さんにお悩みを聞きました。石長川さんは、つま先上がりが上手く打てないとのこと。早速、キムトモのレッスン開始!POINT3つを紹介します。これで解決方法が「わかりました!」
POINT1
右に向き過ぎに注意する
今回はつま先上がりのライからの上手な打ち方を教えてもらいましょう。残り約150ヤードの地点からつま先上がりのショットです。石長川さんは少し右を向き過ぎていたようです。確かにつま先上がりのライからは左に引っかけやすくなりますね。
クラブの特性上つま先上がりになればなるほどフェースは左を向いてしまいます。ご自分のアドレスにライ角の合っていないアップライトなクラブを打つ時も同じですね。左に飛びやすいので少し右を向いて構えるのが基本ですが、使うクラブによってその度合いも変わってきます。
ロフトの寝ているクラブほど左に引っかかりやすくなります。今回は残り150ヤードで使うクラブは7番アイアンや6番アイアンになると思いますが、ピン方向から約20ヤード程度右にターゲットを設定するとよいでしょう。
POINT2
1クラブ大き目を選択する
つま先上がりなど足元よりもボールの位置が高い場合はバランスのよいスウィングが大切になります。つま先下がりなども同じですね。少しバランスを崩しただけでミート率が下がり思った飛距離が出ませんし、曲りの幅にも影響してきます。
そこで、1クラブ大き目のクラブを選択し短く持つことをお勧めします。ライの悪い場所からはフルショットは禁物です。コンパクトなスウィングでミート率を重視しグリーンの幅に飛ばすことを最優先させましょう。
今回は7番アイアンから6番アイアンに持ち替えて、指2本から3本分短く持ちました。1クラブ大き目を持ったことで曲りの幅も少なくなりますし、短く持つことでクラブヘッドの重さが軽くなり自然とコンパクトなスウィングになります。
POINT3
ハンドアップで構える
“つま先上がりはハンドアップ”これは覚えておきましょう。ハンドアップに構えることでダフリのミスを大幅に減らすことができます。フラットなライからのショットに比べてクラブが少しでも寝て入るとつま先下がりの斜面に当たってダフリのミスが出やすいのが特徴です。
ハンドアップに構えるとヘッドが下がるのを防ぐことができます。つま先上がりのライでは縦方向のコックはほとんど必要ありません。コックを使うとボールにコンタクトすることが難しくなります。手元とクラブの角度をつけないで構え、そのままフラットなスウィングをするとボールをとらえるのがやさしくなりますよ。左へ引っかかる度合いも少なくなります。
どの番手でどれくらい曲がるのか、つま先上がりの度合いでどれくらいまがるのか。なかなか練習できる環境は少ないと思いますが経験を積み重ねて蓄積することが大切になります。つま先上がりの度合いが強くなればより短く握ってハンドアップにして対応しましょう。
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