藍ちゃんは傾き1度で
チョイ重グリップ
おはようございます、ケンジロウです。いやー、女子ツアーが盛り上がっていますよね。僕も最近は女子ツアーに顔を出すようになっていて、彼女たちの取材に精を出していますよ(@_@)
今回はそんな女子ツアーで見つけたこと、「パターのグリップ」について買いますね。パターのグリップといえば、スーパーストロークが今や定番になりつつありますが、最近は新興勢力のグリップがツアーでも目立つようになってきました。
中でもジワジワと勢力を拡大しているのがこのJOPグリップ。
宮里藍ちゃんが使っているといえば、ピンと来る人もいるかも知れませんね。丸みを帯びた立方体で角ばっていて、太さもあり、重さもあります。そして上質なマットのような手触りで、ものすごく手にしっくりくるのが特徴です。
藍ちゃんだけでなく、吉田由美子プロも去年から利用していて、「長尺パターのように打てる」と大絶賛しているんです。確かに吉田プロは、長らくアンカリングしてパターを打っていましたが、短尺にしてもしっかりと勝ちましたからね。勝利の立役者はこのJOPだったんですかね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
でもJOPがいいのはそれだけじゃないんです。グリップ自体が実は少し角度がついてていて、グリップ上部が斜めになっているんです‥‥って言葉で説明してもわからないと思うので、こちらの写真をご覧ください。
このようにグリップの上部の延長戦がヘッドの中心を差すようにできているんです。中心を差すと何がいいのか?詳しくはJOPグリップ代表の平野さんに聞いてみましょう。
「イメージはセンターシャフトのパターですね。捻じりトルクが発生しないので、フェースが開いたり閉じたりして当たるミスを防ぎやすいんです」
この傾きには3種類あって、0度、1度、2度と分かれています。0度はいわゆるフェースバランスのヘッド、1度はアンサー2タイプのヘッド、そして2度はL字などのヘッドに合うとされています。
ただし藍ちゃんなどは、2ボールに1度を差しているので、一概に上のパターンがハマるとは限らないみたいです。
ちなみにこのJOPグリップは重さもいろいろあって、75㌘~185㌘まであります。藍ちゃんは2ボールに変えたときに、少し軽くしたみたいです。それにしたって通常のグリップより重いですけどね。
どうですか?試してみたくなりましたか?
写真/有原裕晶