難しいライも
このSWなら乗り切れる!
発売から3年半。いまだに反響が続く「三角ソールウェッジ」。考案者の木名瀬和重さんは、水戸のトップアマで「クラブ工房キナセ」のクラフトマンでもあるんです。そんな木名瀬さん、自身の“ザックリ癖”をなんとか解消したい、と研究をはじめて誕生したのが三角ソール。そして、今回さらなる抜けの良さを目指して完成したのが、新三角ソール「トライアングルウェッジ2」です。
「初代も確かに抜けはいいんですが、一部の方から“抜けるけど跳ねる”という指摘があった。ならば“抜けて跳ねない”ものを作ろうと」(木名瀬)
最新モデルのソールを見ると、一番高い部分が後方に寄っていて、トウとヒールの削りの量が増えているのがわかります。
「ベアグラウンドなどの難しい状況下でもスッと抜ける。上級者でも今回のソールには驚くはずです」(木名瀬)
そこで、さっそく試打。テストしたのは、三角ソールを知り尽くす、ツアー3勝の日下部光隆プロ。
前モデルも試している日下部プロは、それぞれの状況でその進化をこう話します。
【状況1 花道】
乗りすぎず抜けすぎない
距離を合わせやすい
「ボールを本当にきれいに拾えます。フェースに球が乗る感じが一定なのもいいですね。フェースに球が乗りすぎると弾道が低く、乗らなかったときとの距離の差が大きいんですが、この三角ソールは適度な乗りでミスしても距離が合いやすいです」(日下部プロ)
【状況2 ラフ】
力を入れなくても
芝の中を滑り抜ける
「ラフからのアプローチは、芝の抵抗に負けまいとつい力が入りがちですが、今回の三角ソールは芝の抵抗感がさらに軽減されるので、楽に脱出ができます。この感覚がつかめてくると、ラフからでも距離が合ってきます」(日下部プロ)
【状況3 バンカー】
“スパッ”と砂を薄く切る
ソールが完璧に仕事する
「フェースを開いて使うバンカーでの扱いやすさが大幅にアップしました。バンカーではソールの三角形の部分しか当たらないので抜けがいいのですが、バウンスはしっかり利くので、下をくぐることもない。完璧な仕事をしますね」(日下部プロ)
グース派、ストレート派
それぞれに対応する
「ライを選ばない、絶妙な削り」と日下部プロが絶賛する「新三角ソールウェッジ」だが、もうひとつ特徴なのが、ヘッドが2タイプあること。
フェースを開いたり閉じたり、または球の高低を打ち分けて使いたい人は“ストレートネック”が相性が良く、ボールを包み込む安心感が欲しい、またウェッジでボールの下をくぐることが多い人には“セミグース”がおすすめ、と開発者の木名瀬さんは言います。
また、ソールを大きく削っても下をくぐって距離が出ない、ということを防ぐために、バウンス角は12度(ロフト58度)と強めの設計。これによって、抵抗なく滑りながらも地面には刺さらないのです。
アプローチのザックリでお悩みの方は、このウェッジが救世主になるかもしれませんよ!
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