2015年10月1日。2020年の東京オリンピック開催のため「霞の東」は改造にはいった。
ここに掲載した写真は前日の9月30日に撮影したもの。昭和4年10月に開場した霞ヶ関カンツリー俱楽部東コース“最後の雄姿”である。
10番(パー3)手前に見えるバンカーは、アリソンの助言で作られた正真正銘のアリソンバンカー。「グリーンの前にバンカーを造れ」。オーバーハングの悩ましくも深いアリソンバンカーの登場が東洋一のパー3にした。
平成7年の日本オープンでは、ジャンボ尾崎が脱出に失敗、「5」を叩いて連覇を逸している。
さて、10月1日に改造に入った「霞の東」はどう変わったのか? 実はグーグルでその姿が確認することができます。
芝が生えている方は、井上誠一設計の西コース。地面が剥き出しになっているのが、今回、トム・ファジオによって改造された東コース。2グリーンがワングリーンになっているのが確認できます。
トム・ファジオは2002年にオーガスタナショナル、2002年にリビエラ、2013年のメリオンといった名コースを改修してきた実績の持ち主。今、世界が最も注目しているコース設計家のひとりである。
現在、「霞の東」は秋のオープンに向けて芝張り作業中とか。
写真上は、旧9番パー5。今回の改造で500ヤードを越える長いパー4となりパー71になるという噂も…。