毎年恒例、夏の女子ツアーや昨年度の世界アマなど、トーナメントコースとして知られる軽井沢72カントリークラブや、昭和初期に開場した老舗コースである軽井沢ゴルフ倶楽部に並んだ敷地にある、こぢんまりとした良コースが『軽井沢プリンスホテルゴルフコース』。
9ホール・2219ヤードの小さなコースですが、地元だけでなく各地の好き者たちが集結し、楽しんでいるのが『ヒッコリーゴルフ』です。
年代や製造された工場など、コレクターたちの間では、本が何十冊もできてしまいそうな奥の深い世界ですが、「昔ながらのスタイルで、気軽にゴルフを楽しんでみたい」という方にピッタリなのが、軽井沢プリンスホテルGCで実施している『ヒッコリーゴルフパッケージ』。これぞ軽井沢! という雰囲気の中、ニッカポッカで決めて楽しみたいですね。
ちなみに小誌担当も、日本ヒッコリーゴルフソサイエティ代表、アレックス・ブルースさんの手ほどきで、実際に9ホール体験してきましたが、結論から言うと、かなり魅力的です。というかすぐにクラブが欲しくなった…。
正直「振れないんじゃないかな~…」と思っていたのですが、こちらの良い所は、プラクティスホールがあること。まずプラクティスホールで、実際に打ってみて感触を確かめ、いざスタートという流れになっています。
いざスタート。ドライバーは160㏄ほどしかない小さなパーシモンヘッドですが、芯を少し外しても割と飛んでくれる…。芯を喰うと、シャフトの粘りが想像以上に強く、ボールは力強く飛んで行ってくれます。
わりとスムーズになじむことができ、ふと気づいたのが、ヒッコリークラブでラウンドしていると、人の打球にも注意が向き、自然と会話も弾むんです。「不思議でしょ? 木のクラブを振っていると自然とゆったりした気分になれて、リラックスしてゴルフできるんです」とアレックスさん。
本気で避暑ゴルフも良いけれど、たまにはこんな肩の力を抜いたラウンドも楽しいですね。