片足でもグラつかずに立っていられますか? ひそかに下半身の衰えが迫ってきているかもしれませんよ!
普段から運動していない方は要注意ですよ! 下半身の筋力は20代を100とすると40代では80以下、50代は70以下に落ちてしまうんだって。片足で立って靴下がはけなくなっていたら危険信号!
今回はゴルフにはもちろん、若返りにも効果のあるトレーニングを筑波大学の白木仁先生に聞いてきました。
「大事なポイントは、脚力・バランス力・柔軟性の3つを維持することです。どれも飛距離や安定したスウィング、斜面での対応、スムーズな回転などゴルフに役立つことばかりですよ。しかもケガの予防にもなりますから継続して鍛えていただきたいですね」
片足で立つ、腰を曲げる
足を引き上げる
片足で上手く立つには「バランス力」。腰を曲げるには「柔軟性」。足を引き上げるには「筋力」の3つが大切なんだね。
筋力の低下
年齢とともに下半身の筋力はどんどん落ちる。太ももや足が痩せてきたら脚力も低下しているはず。
バランス力の低下
筋力の低下もその一因だが平衡感覚、足の裏の感覚が鈍くなると、斜面に対応したスウィングは難しい。
関節が硬くなる
関節の可動域が狭くなると、バックスウィングやフィニッシュでカラダの回転が不足してしまう。
鍛えたい筋肉は
大きく3つ
ルネッサンス フィットネストレーナー 泰 琴美さんに教えてもらいました。
脚力アップの太もも筋トレ
肩幅に足を広げてスクワット。背中を丸めずに太ももの前の筋肉を意識してゆっくり10回を2セット
効いてる筋肉を意識してゆっくりと繰り返そう。足首からひざ、ひざから腰が90度に近くなるように。しっかりとひざを曲げて静止しよう。
ひざがつま先よりも前の出ないように
バランス力アップの
すね横筋トレ
片足立ちで10秒ガマン。反対の足のヒザを90度に肩・腰・足までが一直線になるように真っすぐ立とう。お腹の深い筋肉が鍛えられる。
腸腰筋は腰と足をつなぐ筋肉。アスリートにとって、ここの強さは不可欠。運動する時の安定性とパワーの源だ。しっかりとひざを上げて静止しよう。
安定力をアップ
体幹の筋トレ
腹直筋と腹斜筋に刺激を入れよう。お腹の深いところの筋肉も意識してゆっくりと静止。10回を2セット
息を吐きながら目線は斜め下に
脇腹から背中までの筋肉に刺激を入れることでバックスウィングのパワーを貯められる。振っても安定する体幹を手に入れよう
関節の可動域を広げる
腰周りストレッチ①
腰周りの筋肉を伸ばして股関節をやわらかくしよう。フィニッシュで立っていられる柔軟性をゲットしよう。ゆっくりと深く伸ばそう。
どちらか苦手な方向があれば、そちらを重点的にやろう。
腰周りストレッチ②
カラダをねじらないで、まっすぐにひざを抱えてお尻の筋肉を伸ばそう。呼吸を整えて痛みがない程度にしよう。
バランス力と体幹に効く
T字バランス
グラつかないで、きれいな姿勢を保てればOK!
この姿勢をキープできるようになったら筋力もバランス力も上がってきた証拠。足と背中を一直線に伸ばそう。
コレができたら完璧です!
月刊ゴルフダイジェスト7月号は「ポロシャツの似合うカラダ作り」