おはようございます。地獄耳ケンジロウです。
今シーズンは新しいシャフトの動きが例年より早いですよね。余りにも動きが早くて、僕の耳もヒクヒクしてきますよ(―_―)!!
三菱レイヨンが新しいディアマナのプロトタイプを開幕戦の東建からプロモーションしていました。フジクラも5月の関西オープンから新しい“エボⅢ”を展開しています。先日はアッタスの新しい黄色いシャフトもこのみんゴルで紹介しました。グラファイトだけはおそらく例年通り7月下旬辺りに投入してくるのではと噂されています。
進化した青マナは
先端のボロンに秘密があり
今回はその三菱レイヨンの新しいディアマナの情報をご紹介します。
シーズン2戦目のパナソニックオープンで池田勇太が優勝しましたよね。あのときにディアマナのプロトタイプのシャフトを使っているということで、話題になりました。
これがそのプロトタイプのシャフトです。
聞けば、池田勇太のほかに深堀圭一郎も本番で使用していて、手嶋多一、藤田寛之、谷口徹、片山晋呉らは現在テストしている模様です。これだけトップ選手の間に渡っているというのは珍しいですね。なかなか動きが早いですよね。やっぱり今回のディアマナはいいんでしょうね。
実際に使用している池田勇太が絶好調で、ドライバーも飛んでますからね。みんな調子のいい選手が使っているシャフトというのは、打ってみたくなるものなんですよ。「飛ぶシャフトはないの?」っていう感覚はプロもアマも変わらないんですよね(-。-)y-゜゜゜
では、どんなシャフトなんでしょうかね。早速、三菱レイヨンの人に聞いてみました。
「青マナの後継ですね。先端に金属のボロンを入れたのが今回の新しいシャフトの特徴です。ボロンを入れることで、カーボンの本来のフィーリングを失わないまま、先端をしっかりさせることに成功しました。手元もしっかりとさせていて、中調子と言っていいですかね。個性が無いと言ってもいいほどの素直なシャフトだと思います」(三菱レイヨン/ゴルフシャフト部・伊藤成就さん)
青マナと言えばタイガーが2004年ごろに使って一世を風靡したシャフト。宮崎のフェニックスで優勝したときに入れていましたよね。思えばタイガーがディアマナを使ったことで、いまのUSPGAツアーでの三菱のシャフトの人気があるんですよね。マキロイがディアマナ差しているし、三菱のクロカゲとかローグも向こうで人気ですからね。
実際に試合で使用している池田プロに新しいディアマナの印象を聞いてみました。
「粘りすぎず、弾きすぎない、いい意味でクセのないシャフト。インパクトで当たったものを目標方向に跳ね返す感じです」(池田)
青マナをより手元と先をしっかりと締めた感じですかね。
んー、いよいよ使ってみたい(#^.^#)
メタリックコスメで
なんかワクワクしてくる
これまではプロトタイプのグレーカラー一色だったのですが、今週のツアー選手権からいよいよ本番のコスメでお目見えしました。
それがコチラ。
おっ、カッコイイですね。なんかメタリックで、ゾクゾクしてきますね。シャフトの真ん中の辺りまではメタリックブルー、その先はシルバーになっています。
名前はディアマナBF(ブルーフォース)。フォースは力という意味で、”青の力”と言ったところですかね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
新しいコスメのシャフトを早速池田勇太プロが試したところ、こんなひとことだったそうです。
「これなら大丈夫」(池田)
えっ、コメントこれだけ(>_<)と思わないでください。
プロトタイプのシャフトを使っている選手が、実際のコスメになったときに、見た目の違和感から印象が変わってしまうケースは多いですからね。メーカーのレップの人にとっては、新しいコスメを渡す瞬間はドキドキものなんですよ。
深堀プロも「これは大丈夫」(深堀)という同じコメントだったそうです(笑)。
ちなみに池田勇太は長年ディアマナのシャフトを使っていることで有名ですが、今までのモデルはすべてチップカットして入れていたんですね。ディアマナRの場合は70gのTXをチップカットして入れていました。
それを今回はチップカットないで入れているようなんです。3月にチップカットした70gのTXのシャフトを試した時に、ちょっとハードで打てなかったみたいなんですね。ですから今PRGRのヘッドに差しているディアマナBFは、ノーカットの70TXだそうです。
この新しいコスメのシャフトをモノ欲しそうに見ていたプロが一人いました。そう、芹澤信雄プロです。このシャフトを見て第一声、「これ飛ぶの?」。
興味津々だった芹澤プロ、早速タイトリストのツアーレップに、1本注文していました。シニアツアーでも飛ばし屋は多いですからね。飛ぶシャフトには目がないのは誰も一緒なんですね(@_@)
ちなみに、このディアマナBF、8月5日発売予定だそうです。
うー、打ってみたい(>_<)
写真/有原裕晶