中学入学祝いに買ってもらったトライホット3
今回は上田桃子選手のパターのお話です。ヨネックスレディスでは、ポラニ・チュティチャイ選手と優勝争いを演じた上田桃子。
上田桃子と18年連れ添うのがオデッセイのトライホット3。曰く「一番のお友達」だそうです。アイアンとパターにウェッジ、飛距離をコントロールするクラブは自分の感覚と合わせるのに時間を掛けているそう。
上田「私にとってのクラブは″手″。ただの道具ではないんです。スウィングする上で、手の意識を消すように打っているので、クラブは手の代わりになって欲しいんですよね。だからクラブのことをよく知らなければなりません」
距離やタッチを重視するクラブほど、選ぶのに時間がかかると話します。
この顔じゃないとダメ
他のパターを使う気にならないというほど気に入っているこのパター。さすが18年以上も一緒にいるクラブ。上田選手と唯一無二の存在ですね。
キャロウェイのツアースタッフによれば、プロ入りした際に使っていたパターが交換せざるを得ない状態になった時、同モデルのヘッドをいくつも用意し、本人が納得いくまで選んだのだそうです。
ボールが変わっても変えたくない感触
ボールの進化により打感はいくらか変化するが、基本的な感触はこのインサートに勝るものはないととのこと。使用ボールは、自身のがイラストが目印。4ピース構造の「クロムツアー」で、飛距離とスピン性能、感触も気に入っているそう。
「持って構えると違和感がある」という状態が続き、グリップを変更するなどしたが解決しなかった。パターのロフトが、本来の4度から5度に変わっていた。原因は判明しないが、調整した結果、ヨネックスレディスでの好スコアに繋がった(LPGA引用)
今週のサントリーレディスではこのパターを武器に、今季初の優勝を期待したいですね!
写真/小林司
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