スタッツで分析
2016年の全米オープン、開催コースのオークモントCCとバッバ・ワトソンは相性が良さそうなんです。
というのも、前回オークモントCCで開催された2007年の全米オープンで当時まだ無名だったバッバは5位に入っているんです。オークモントCCといえば、深いラフと高速グリーンで知られメジャー開催コースの中でも屈指の難コース。
PGAが発表しているデータによると、バッバの75~100ヤードのショットはピンまで平均約5.9mで150位なんですが、同じ距離のラフからのショットは平均6.6mで59位にランクされます。バッバは同一距離のショットにおいて、ラフからの方がランキング上位になる傾向があることからもラフをそこまで苦にしていないことが分ります。
また”ガラスのグリーン”で知られるマスターズでバッバは2勝していますから、高速グリーンとの相性も悪くはないでしょう。
このように選手たちの過去のデータから、様々なことを分析したり、予想することができます。特に”スタッツ” と呼ばれる選手のプレー内容を表した統計データを見ることは非常に面白いです。
PGAツアーが発表しているスタッツには「3パット回避率」や「150~175ヤードからのショットでグリーンオンした確率」、「7フィートの距離からパッティングした場合にカップインした確率」などすごく細かい統計データが記録されています。
そこで今回はPGAツアーのスタッツを調べて、興味深かったものを紹介します。
ジェイソン・デイは今年4フィート(約1.2m)のパットを外していない!?
PGAツアーが発表しているデータによると、「4フィートの距離からのパッティング」で今年ジェイソン・デイの カップイン率は100%ということが分かりました(*_*) 4フィートというと約1.2mですが、この距離のパットをよく外すというアマチュアの方は多いのではないでしょうか。
44ラウンドして(2016年6月12日現在)、いまだに外していないということですから驚異的な数字ですよね。 ちなみに「3フィートの距離からのパッティング」ではフィル・ミケルソンやパット巧者で知られるスティーブ・ストリッカ―など27人もの選手がカップイン率100%という結果でした。
ランキングはPGA公式ホームページ↓↓↓
平均飛距離トップ5にバッバ・ワトソンがいない!?
PGAツアーの平均飛距離ランキングにはJ.B.ホームズやダスティン・ジョンソンなど飛ばし屋として有名な選手の名前がずらり・・・
あれっ?バッバ・ワトソンがいない!? バッバの平均飛距離は305.8ヤードで8位にランクインしています。決して飛ばなくなったわけではありません(^_-)-☆ 「LONGEST DRIVES」という最大飛距離を記録したランキング(2016年6月12日現在)ではバッバが1位と2位を独占しています。1位はヒュンダイ・トーナメントで記録した 411ヤード です(@_@)
今回はここまで。今後もスタッツについての記事を紹介しようと思います。
スタッツに関する過去の記事は↓↓↓