番記者のH部です。
「アマチュアが使うようなクラブをプロは使わない」、そんな時代はもう過去のハナシ。最近は、アマチュアが使うようないわゆる“やさしいクラブ”をプロも積極的に使うようになってきました。
XXIOがそのいい例かもしれませんね。額賀辰徳らヘッド速度が50m/s以上の選手も使うんですからねぇ。市販のヘッドよりは、多少重くしてあるとは思いますが、いわゆるシニア層がやさしく飛ばすクラブをトッププロが使うんですからね、不思議な逆転現象と言えるでしょう。
そんな逆転現象が、タイトリストのVG3にも起きているんです。
松村道央プロがVG3のアイアンを試していると言うんです。AP2ですら多少の驚きもあるのに、VG3っていうのは驚きですよね(@_@)
何でも同じタイトリスト契約の丸山大輔プロが、ドライバーからアイアンまですべてVG3に替えているのを見て、松村プロもテストしているようです。
練習場でそのVG3を打っている松村プロに、感想を聞いてきました。
「(丸山)大輔さんが使っているのを見て、なんか良さそうだな~て、それでレップの方に作ってもらったんです。実際に打ってみてわかったんですが、頑張って振らなくても、簡単に球が上がってくれるんですよ。少し芯を外しても、落ちどころにいったら、ちゃんと飛距離が出ている。こんなにやさしいクラブ、あるんですね(笑)」
なるほど~(@_@)
では、もうすぐにアイアンをスイッチするんですか?
「替えたいんですけど、ちょっとスピンが足りなくて、長めのクラブでなかなか思うように止められない感じがするんですね。もうちょっと調整が必要かもしれないですね」(松村)
一方で、先ほど話題が上がった丸山大輔プロにも話を聞いてみることにしましょう。丸山プロはドライバーからアイアンまで、オールVG3に替えました。
「いやー、もうこんなに楽なクラブはないですよね。なんでもっと早く使わなかったのか。ミスの許容範囲が広いので、不安なく振り切れます。ドライバーも振り切れているので、結果的に飛んでいる気がしますよ」(丸山)
むむむ( 一一)
なるほど~。やはり少しでもクラブに不安を感じると、どこかに力が入ってフィニッシュで振り切れませんからね。それはプロでも同じなんですね。
プロゴルファーの“やさしさ回帰現象”。まだまだ続きそうですね~(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
写真/有原裕晶