昨年の賞金王で今年も3勝、最終日は白いパンツと決めている”無敵の白パン”キム・キョンテ。強さの秘密をライバルたちに聞いたところ、ゴルフ全体のレベルが高いとは聞きましたが、アプローチに崩れないポイントがあるとか。
松村道央プロとの練習ラウンドに密着しました。
冷静でいられるから
判断を間違えない
「優勝争いの終盤でも、熱くなり過ぎたり、ガックリしたりせずにポーカーフェースで冷静な判断ができるんですよね」
「だから、無駄なボギーを打たないしズルズル崩れることもない。優勝争いをしたら勝ち切るところが強いと思わせるところですよね」とは松村プロ。
グリーンを外しても
パーで切り抜ける
今シーズンのキョンテは、パーオン率は66.03%の9位と抜群のショット力というわけではなさそうな数字ですが、パーキープ率(パーかそれより良いスコアを獲得する率)を見ると88.68%の2位と、いかに寄せワンのパーで切り抜けているかがわかる。
アプローチは”右手の角度をキープ”
アプローチはほとんど52・58度の2本で対応している。ライやピンまでの距離によって52度も結構使うとか。
ではじっくり見てみましょう。
左手は少しフックグリップで握り、手首の角度を変えずにハンドファーストで当てている。
クラブは体の正面
アドレスで作ったクラブと体の位置関係をずっとキープされている。切り返してからおへそや腰と一緒にクラブが動いていますよね。
優勝争いの緊張する場面で、簡単そうにアプローチを寄せてる印象ありますね。少しでも見習いたいですね~
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