ケンジロウです。またまた新しいギアの紹介ですよ~(*^_^*)
アダム・スコットが今シーズンは活躍していますよね。春先の試合で連勝して、現在世界ランク8位。マスターズ優勝以降、一時低迷していましたが、今季は完全に復活した観があります。
復活の理由は、アンカリング問題を克服したから?
いえいえ違います。ボールも替えたのもそうですが、実はアイアンのシャフトを新しくしたのです。
その名も「PROJECT X LZ 」です。そのシャフトがこちら。
プロジェクトXと言えば、ツアープロの中でもハードヒッター向けで、クセがなくシャフトが全体的にしなるモデルとして人気のシャフト。この新しいLZは、そのプロジェクトXを少しだけやさしくしたモデルのようです。
実はシャフトの根元の部分に秘密があります。この写真をご覧ください。
よーく見ると、なだらかに波を打っているのがわかりますか?シャフトの根元の部分のだいたい10cmぐらいのスチールがうねっているんです。このうねりのおかげで、少しだけシャフトがしなり、既存のプロジェクトXより初速が出て、少し球が上がるとのこと。感覚的には、切り返しのときに少ししなりを感じるということです。
ちなみにLZとは「ローディングゾーン」の略。このゾーンにたまったものをインパクトに向けて解き放つような感じらしいです。このうねりはステップではなく、新技術を施したものだとか。そこから先は企業秘密で教えてもらえませんでした( ..)φメモメモ
アダムは2月にホンダクラシックで優勝する前までは、ダイナミックゴールドのAMTを使っていました。
AMTは球がつかまりやすく、球の高さも出るタイプのシャフトですね。アダムが今季は球の高さを抑えるためにボールをプロV1xからV1に戻したのは既報の通りですが、実はアイアンのシャフトでも球を少し抑える方向に替えていたんですね。AMTよりLZのほうが球は抑えられますからね(アダムのプロV1の話は一番下にリンク貼っておきますね!(^^)!)
ちょうどホンダクラシックの前の週の試合で「プロジェクトX LZ」にシャフトを替え、そこからホンダとWGCキャデラックを連勝しましたからね。アイアンの球が理想的な高さに打ち出せるようになったことで、かつて強かったころのアダムが戻ったわけです。
アダム復活の陰にプロジェクトXありですかね~(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
ちなみにこの「LZ」、PGAツアーでかなり人気がありまして、ビクター・デュビッソン、スティーブ・ストリッカー、イアン・ポールター、スチュアート・アップルビーなど錚々たる顔ぶれが使っています。こないだウェルズファーゴ選手権で勝ったジェームス・ハーンもこのシャフトらしいですよ( ..)φメモメモ
その「プロジェクトX LZ」、日本の男子ツアーでもプロモーションが始まりました。今週のトーナメント・セガサミーカップから展開しております。公認特約店で発売も開始していて、またメーカーのカスタムでも採用されているようなので、皆さん興味ある方はチェックしてみてください。プロジェクトXをずっと使ってきて、ちょっとキツくなってきた方にはゼヒお勧めしたいシャフトですよ~!(^^)!
ちなみにトゥルーテンパーのホームページにはもう載ってますね。スペック詳細はこちらからご確認を↓
アダムがボールを替えた話はこちら↓
写真/有原裕晶