先週イ・ボミの優勝で幕を閉じた「アースモンダミンカップ」。2016年の女子ツアーもおおよそ前半戦が終了しました。
そこで今回はスタッツを見ながら、前半戦を振り返っていきたいと思います。
平均ストローク60台をキープしている イ・ボミ
平均ストローク部門で1位なのは、現在賞金ランキングトップのイ・ボミプロです。(2016年6月26日現在)69.59 という驚くべき数字です。
1年を通じて、平均ストローク60台を記録した選手は過去にいないんです( ..)φメモメモ 前人未到の記録に挑戦することになるイ・ボミ。後半戦が楽しみですね。2位は申ジエで70.39、3位のキム・ハヌルが70.54ですから、この2人も十分可能性がありますよね。
平均ストローク部門でトップ3にいるイ・ボミ、申ジエ、キム・ハヌルですが、パーセーブ率、リカバリー率もこの3人が独占しています。
リカバリー率とは、”パーオンしないホールでパーかそれより良いスコアを獲得する率のランキング”のこと。賞金ランキングのトップを独占する3人がこの部門でもトップにいるということは、彼女たちのマネジメント能力の高さが勝利に繋がっていることを顕著に表していますよね。
”若きパット巧者” 鈴木愛
平均パット数1位は、「ニチレイレディス」で史上3人目の同一大会3連覇を達成するなど前半戦で2勝を挙げた申ジエです。
注目したいのは2位の鈴木愛。彼女は2015年シーズンは未勝利でしたが、平均パット部門では3位にランクイン。2014年シーズンも6位にランクインしています。規定ラウンド数を達したシーズンにおいて、彼女は平均パット数1.8以上を記録したことがないんです( ゚Д゚)
トーナメントの練習日に取材に行くと、いつも、パターを吟味したり、パッティングの練習をしている姿が見て取れるんです。
パワフルなスウィングが魅了的な彼女ですから、飛ばしやショットのイメージの方が大きかったという人も多いのではないでしょうか。彼女の強さ最大の要因は”パットの上手さ”にあったんですね(^^)/
スタッツを活用すると、試合観戦の楽しさもグッと増します。皆さんも参考にしてみてはいかがでしょうか?