イ・ボミプロの日本ツアーでの通算勝利数が17となりました。賞金ランクもトップに再浮上。(2016年7月1日現在)まだ後半戦を残していますが、2年連続の賞金女王が現実味を帯びてきてました。
まさに"最強女王"の名に相応しい活躍のイボミプロですが、過去にも多くの最強女王と呼ばれた選手たちがいました。
そこで今回は歴代の最強女王たちを紹介しますので、皆さんが思う”史上最強女王”を投票していただきたいと思います。ぜひ、ご参加ください。
”海外女子ツアーの先駆者” 樋口久子
1968年にそれまで2派に分かれていた女子プロが1本化され、日本女子ツアーの夜明けとなりました。と同時に活躍したのが樋口久子プロです。
68年から76年まで、実に9年間連続で賞金女王の座を守り続けたのです。77年には全米女子オープンで優勝するなど海外女子ツアーの先駆者としても知られています。日本ツアー通算69勝、米ツアー通算3勝という実績はまさに”歴代最強”です!
”世界のアヤコ” 岡本綾子
続いて、80年代に入ると岡本綾子プロが台頭。美しいスウィングから放たれる正確なショットを武器に勝利を重ねました。米ツアー参戦5年目の87年には、外国人として初の米ツアー賞金女王に輝きました。これが評価されて内閣総理大臣顕彰も受賞しました。
海外ツアーでは歴代最多の17勝を挙げ、”アヤコ オカモト”の名は世界で知られるようになりました。今に続く米ツアー挑戦の足掛かりを作り、現在でも森田理香子プロなど多くの女子選手のコーチとして、ゴルフ界に君臨する”レジェンド”です。
”圧倒的な飛距離” 福嶋晃子
90年代は福嶋晃子プロが男子顔負けの圧倒的な飛距離を武器に活躍しました。1996年に初の賞金女王に輝くと、翌1997年には年間6勝を記録しました。アメリカツアーでもその飛距離は大きな武器となり活躍しました。
ママとなった現在でも飛距離は健在で、「スタジオアリス女子オープン 2016」では、初日に271ヤードを記録し、ドライビングディスタンス賞を獲得しました。米ツアー2勝を含む通算26勝の”飛ばし屋”福嶋晃子プロ。90年代を代表する名選手です。
"通算50勝” 不動裕理
00年代最強といえば、不動裕理プロですよね。2000年に24歳で初の賞金女王に輝くと、そこから樋口久子プロ以来の6年連続でその座を守り続けました。
身長156cmと小柄な体格ながら、正確なショットと”何が起きても動じない”勝負強さは他の選手を寄せ付けない存在感でした。年間10勝を記録したこともあり、通算勝利数はなんと50勝!まさに「最強」です。
”日本人初の世界ランク1位” 宮里藍
高校3年生の時に地元仙台で開催された「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント」で優勝し、一躍脚光を浴びた”藍ちゃん”。プロ転向後も2004年にツアー5勝を挙げ、年間獲得賞金額が1億円を突破。2005年には「第1回ワールドカップ女子ゴルフ」では日本代表として出場し優勝しました。
2006年から戦いの場を米国に移して、09年「エビアンマスターズ」で待望の米ツアー初勝利。翌10年には年間5勝を挙げ、日本人初の世界ランキング1位になりました。実績だけでなく、長く低迷していたゴルフ人気を復活させたという点においても、彼女がゴルフ界に与えた影響は大きいです。
”現在最強” イ・ボミ
2015年は年間7勝を挙げ、女子ツアー史上初の獲得賞金2億円を突破。現在も賞金ランキングトップに君臨しています。まさに黄金期といえる現在の彼女の活躍ぶりは、日本女子ツアーの人気を支えていますよね。
また彼女の同世代には、申ジエプロ、アン・ソンジュプロ、キム・ハヌルプロなど強豪選手がたくさんいる、まさに”最強世代”。2年連続の賞金女王に向けて活躍を続けるイ・ボミプロ。過去の最強女王と比べても、今の彼女の強さは”史上最強”の称号に相応しいかもしれません。
今回紹介した"歴代最強女王”の他にも魅力的な賞金女王は過去にたくさんいますが、今回は紹介した6人の中であなたが思う”史上最強”を決めてください(^^♪