ファッションは時代とともに変化する。でも自分のスタイルを確立して貫き通すと、時代に左右されずにその信念は残っていく。両極端に自分のスタイルを貫き通すふたりの、身だしなみの極意をご紹介します。
華美な主張はないが、どこか粋でさまになる~中部銀次郎~
試合に集中するために2日間競技なら同じものを2セット用意する
日本のトップアマのタイトルをほしいままにしていた中部銀次郎氏。シンプルなウェアを好んで着ていた。余計なことに煩わされたくないから、試合の時のウェアは同じものを着るという中部銀次郎さんの息子さんの中部隆さん。
確かに父はシンプルなウェアを好んで着ていたかもしれませんね。でもこのシンプルさって今見ても時代遅れな感じはしないでしょ?こういう雰囲気って、50年経った今でも廃れないものなんですよね。そこには“変わらないもの”があると思うんです。
ご自身もプレーの時には白いポロシャツを好んで着るという。
試合の時には、同じセットを試合の数日分持っていきます。試合前にウェアでヤキモキしたくないじゃないですか。最近のゴルファーは柄モノや目立って派手なものが多い。それはそれでいいと思いますが、私は着ません。頑張りすぎて疲れちゃいませんか?シンプルで清潔感があって、時代に左右されない、そんなウェアを着たい。そう思うんです。
中部隆さんの考え方をいうなれば “ゴルフウェアの正統派” の考え方と言えるのではないだろうか。
次はとことんツアーファッションのペイン・スチュアート編。