月刊ゴルフダイジェスト9月号では、年に1度の名物企画である「D-1グランプリ」を掲載します。そこで、過去の大会をプレーバック!今回紹介するのは、2012年大会。この年はヘッド重量が200ℊを超えるドライバーの活躍が目立った大会でした。
各メーカー、現在まで続くシリーズのドライバーが多くエントリーしています。皆さんが今使っているドライバーの前モデルもあるのではないでしょうか。結果は・・・
全54モデルの中から予選を勝ち抜いてきた16本は以下のモデル。
ツアーステージ・ Xドライブ707
マグレガー・レッドターニー
ピン・G20
ミズノ・JPX800AD
タイトリスト・910D3
テーラーメイド・R11s
ホンマ・パーフェクトスイッチ440
コブラ・AMP
テーラーメイド・RBZ
キャロウェイ・レイザーフィット
スリクソン・Z-TX P420
タイトリスト・VG3
キャロウェイ・レガシーブラック
ヤマハ・インプレスX D202
ロイヤルコレクション BBD 105Vフォージド
SRIスポーツ ゼクシオ7
やさしく飛ばせる”飛ぶタイト”
注目は、この年ロリー・マキロイが全米プロゴルフ選手権で優勝したときに使用した「タイトリスト・910D3」
ウェートで重心を下げて、やさしく重い球が打てる
重心距離は長くなくて、つかまりがいい
キレイなヘッド形状で、弾道がイメージしやすい
それまで、タイトリストはアスリート向けで「難しい」というイメージがあった。しかし、910になってヘッドが大きくなり、また調整機能が付いたことで、幅広いゴルファーが使えるクラブになったのです。
「タイトリスト・910D3」 は、ベスト16で「テーラーメイド・R11s」と対戦。その結果が↓↓↓
外ブラ カチカチ アスリートモデル対決

「タイトリスト・910D3」が245.4ヤード(試打した3名の平均飛距離)だったのに対して、「テーラーメイド・R11s」が252.9ヤードで「テーラーメイド・R11s」が勝利。

「910D3」は、総合点は高かったが、ヘッド速度が必要だったため苦戦。高さが出しやすい「R11s」がベスト8へ進出した。
ベスト8に残ったクラブは
ロイヤルコレクション・BBD 105V
ヤマハ・インプレスX D202
ピン・G20
テーラーメイド・R11s
ツアーステージ・X‐ドライブ 707
タイトリスト・VG3
ミズノ・JPX800AD
SRIスポーツ・ゼクシオ7
ヘッド重量がポイントの年だった
ロイヤルコレクション BBD V105
重心距離 36.5mm
ヘッド重量195.6ℊ
ヤマハ・インプレスX D202
重心距離 33.1mm
ヘッド重量 188.1g
ピン・G20
重心距離 43.6mm
ヘッド重量 204.1g
テーラーメイド・R11s
重心距離 37.8mm
ヘッド重量 204.6g
ツアーステージ・X-ドライブ 707
重心距離 40.1mm
ヘッド重量 198.7g
タイトリスト・VG3
重心距離 41.1mm
ヘッド重量 192.3g
ミズノ・JPX800 AD
重心距離 39.2mm
ヘッド重量 186.8g
SRIスポーツ・ゼクシオ7
重心距離 37.9mm
ヘッド重量 194.1g
ベスト8の中でピックアップする戦いは、「ヤマハ・インプレスX D202」対「SRIスポーツ(当時)・ゼクシオセブン」。
操作性の高い長尺が勝利!

ヤマハ・インプレスX D202

SRIスポーツ ゼクシオ7
「インプレスX」の243.4ヤードで、240ヤードを記録した「ゼクシオセブン」を下した。勝因としては、試打した横田プロ曰く、「長いのにヘッドが遅れないし、暴れない」。シャフトの長さが勝負を決した。

決勝はミズノ「JPX 800AD」対 ロイコレ「BBD 105Vフォージド」

ミズノ・JPX800AD

ロイヤルコレクション BBD 105Vフォージド
2011年の「D-1 グランプリ」では、ミズノ「JPX 800」が優勝しているため、連覇を期待された「JPX 800AD」。対して、ロイヤルコレクションとしては、13年ぶりの優勝を狙う「BBD 105Vフォージド」。

先攻の「ミズノ・JPX 800AD」が287.8ヤードの高記録。なんとなくミズノ優勢か、という雰囲気が漂う中、後攻の「ロイコレ・BBD 105Vフォージド」。序盤は苦しんだものの、徐々に記録を上げていき、結果は292.8ヤードを記録。ミズノの連覇を阻止し、13年ぶりの優勝を果たした。
勝利の要因としては、最長記録322ヤードを記録したショットが物語るように、低スピンで多くのランを稼いだ「ロイコレ・BBD 105Vフォージド」。風を切り裂くような”強弾道”だった。

決勝は、ロイコレの”強弾道”に、ミズノが敗れる結果となった。それでも、長尺のさらなる可能性を感じる大会となった。
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D-1グランプリ2012 最強ドライバーはこれだ!
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