ケンジロウです。今週は全英オープン。英国のロイヤルトルーンからお届けします……、と言いたいところですが、僕は今週は日本でデスクワーク。まだ全英オープンは行ったことがないんですよ。来年は行かせてもらえないかな~( 一一)
さて、その全英ですが日本からも多くの選手が出場しますが、その中で注目したいのが、このお方。ジャン!
そう、市原弘大選手です。ミズノオープン2位タイの成績で、今回の全英の切符をつかんだ市原選手。日本プロをスキップして、先週からコースのロイヤルトゥルーンに前乗りしています。何でも荷物が届かずに、大変だった模様。まあ海外の試合でロストバッゲージはつきものですよね。早めに入っていてよかったかもしれませんね(-_-;)
実は市原選手は全英オープンはこれで2度目。前回は2012年のロイヤルリザム&セントアンズGCで行われたときに出場しています。そのときは敢え無く予選落ち。
前回は準備不足だったと本人も言っているように、今回は前乗りして万全の態勢で臨んでいるようです。そんな市原選手、届いたキャディバッグの中に、全英の風対策の新しい武器が入っているようなんですよ。
フォーティーンの「HI877」
低い球でロイヤルトルーンを攻める
その武器がこちら。ジャン!
バナナ!WOW!!
ごめんなさい、間違えました。こちらです↓
そう、正体はまるでバナナみたいな色と形をしたハイブリッドなんです。
フォーティンのHI877というモデルで、愛称で“バナナ”と呼ばれているようです(@^^)/~~~
これの21度のロフトのモデルはすでに日本のツアー(ISPSハンダグローバルカップ)でも使用していて、「使ったホールはすべてナイスショットが出ましたね。いい感じです」(市原)と本人もお気に入りの様子。
全英では18度と21度のロフトを持っていき、18度は全英の練習ラウンドを終えてから、本戦で使うかどうか決めるそうです。
ではこの“バナナ”、いったいどこがいいのか?本人に聞いてみました。
「全英では球を抑えていかなければいけないというのは、前回の教訓でわかっていますから、とにかく球を抑えられるクラブを探していました。そこで出合ったのがこちらです。今使っている『SF511』より球も抑えられるし、フェースの厚さもあるのでいろんなことができます。少し打ちこむような打ち方してもソールがはじかれるようなことはないので、安心して打ちにいけますね」
この見た目の黄色はどんな印象ですか?
「最初はちょっとこの黄色が気になったんですけど、もう今じゃ気にならないですね。むしろこの黄色がやさしそうな感じでいいです」
何でもキャリーで200㍎から210㍎、トータルで215~220㍎を計算しているとか。パー5のセカンド用や、刻みのティショット用に多用するのではと考えているみたいですよ~。
果たしてこの“バナナショット”がロイヤルトルーンで炸裂するのか?
皆さんテレビ中継を楽しみにしていてくださいね。
ちなみに、市原選手はもうひとつのユーティリティも試していて、こちらは全英から帰ったあとに、実戦で使うかテストする模様。
こちらもフォーティンから新しく出た「UT716」というモデルです。
どうですか?いい顔していますよね。さすがフォーティンっといってところですかね(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
以下、市原選手が試打してみたコメントです。
「けっこうフェースの厚さがあるので、打ちわけがしやすい。打点を上下に細工できて、上目に当てても吹け上がることもなく高さも出せるし、下目に当てて低い球もできる。刻みが多いところのティショットで活躍してくれそうですね。ティアップして飛距離250㍎ぐらい。キャリーは230㍎ぐらいです。沈みすぎてないラフにもちょうどいいですね」(ロフト16度を試したあとのコメント)
んー、ちょっと試してみたいな~。
ちなみにUT716はすでに発売中、そして”バナナ”こと「HI877」は秋発売予定だそうですよ~(・´з`・)
写真/有原裕晶