ピン位置って誰がどうやって決めているの?
意外と知らないトーナメントの舞台裏ですが、練習日も含めたトーナメント中のピン位置ってどうやって決めているかご存知ですか?
ピン位置は競技委員が中心となって決めるのですが、トーナメント・プロデューサーや運営会社のディレクター、さらにはテレビ局のプロデューサーからの要望もあり、協議することもあります。
基本的には、大会前にグリーンを6分割。毎日位置を変えていきます。ただし、練習日はグリーンの端のほう。これはグリーンが全体に傷まないようにするため。プロアマは簡単な寄せやすい位置に切ることが多いです。予選ラウンド初日も比較的やさしい位置に切る。二日目以降は前日のスコアを見ながらということになりますが、最終日はやはりスリリングな位置に切るケースが多いです。また、雨の日は水が溜まりにくい上のほうに切られます。
カップ位置が決まるのは前日。競技委員が最終組の後ろからコースを回り、白いスプレーで印をつけ、さらにティペグを挿していきます。翌朝、コース管理のスタッフがそこにカップを切る、というのが流れみたいですよ。
キャディをやっている人はどんな人たち?
キャディには、ハウスキャディ、大学のゴルフ部員がアルバイトで行う学生キャディ、そしてプロが連れてくる帯同キャディがあります。ただし、帯同キャディには、本職のプロキャディと選手の親族・友人・プロ仲間・弟子などの場合があります。
ハウスキャディは、そのコースのことを熟知しており、グリーンのラインなどで的確なアドバイスが受けられるという利点があります。ハウスキャディや学生キャディには、通常のラウンドと同じくキャディフィをコースに支払うことになります。
スタッフの人たちは何時から働いているの?
最も朝が早いスタッフは、実は食堂のスタッフ。スタートの3時間前、早朝5時前から働き始めているとか。早くから仕込みをするのは、スタートが早い選手は7時前にコースに現れ、食事をするから。
次にコースに現れるのは運営スタッフで、スタートの2時間前、6時前後に集合。でも、雨の日はチェックすることが多いので、ディレクターたちは5時過ぎには集合する。集合後はトランシーバーの配布とチェック。それから各自の持ち場のチェックを行う。
何気なく観戦しに行っているトーナメントも、舞台裏を知ればもっと面白くなりますよ!