インナーマッスルは体を支える大事な筋肉
「腰痛になる原因は、お腹周りの筋肉が衰えているからだ」と教えてくれたのは、都立大整形外科クリニック医師・医学博士の大野達郎先生。
「それはズバリ、体の深層部にある筋肉″インナーマッスル″が衰えているからです。おなかの深いところにあるインナーマッスルは、腰を含めた上半身を支える大事な筋肉。運動不足になりがちな現代の人は、おなか周りの筋肉が弱ってしまっているんです」
確かに、おなかがプヨプヨしているアマチュアゴルファー、見かけますよね。

ベルトの上におへそが乗っていませんか?
ふだんからおなかを強化!
昔はもっと引き締まっていたのに今のおなかはプヨプヨ・・・。取り戻すのに何かいい方法はないのでしょうか?
「インナーマッスルを鍛えるには、おなかと背骨まわりのエクササイズが効果的です。おなかがゆるんだ状態でやると腰を痛めてしまうので、常におへその下あたりに意識を集中させてくださいね」と、教えてくれたのは、三村美絵さん。
まずはおなかを鍛えるエクササイズを行います。腹筋が弱い人は腰痛になりやすいです。たるんだおなかを引き締めて、腰を守りましょう。おなかを常に意識して呼吸してくださいね。
おなかエクササイズ1

1・1本の軸をイメージ、姿勢良く座って手の平は上

2・ムリして回しすぎない

3・骨盤は動かさない
両わき腹をひねって強化しましょう。水平にしたクラブを背中と両腕で挟み、座る。上体が前後左右に傾かないように、ウエストから上を左右にひねりましょう。

×足は開きすぎないように
おなかエクササイズ2

1・手首は肩の真下、ひざは腰骨の真下

2・背中を反りすぎない
おなかまわりが締まります。背中を反らないように床に四つんばいになり、おなかに意識を集中させながら深くゆっくり呼吸。両手首と両ひざの位置がずれないようにしてくださいね。
なるほど~!やってみるとジワジワおなかに効いてきますね。これならラウンド前後でも家でも簡単に出来そうです。ちゃんと続けていれば、キュッと引き締まったおなかになりそうです。これでもう腰痛なんて怖くない!
教えてくれた人

都立大整形外科クリニック医師・医学博士
大野達郎先生
スキー、ゴルフのスポーツの経験を生かし、アスリートの立場に立った治療を行う

米国ネバダ州立大学公認ピラティススタジオ
「DMJボディバランシング東京」マネージャー
三村美絵さん