グリーン上のルールは知っておきたいことばかり。今回はピン(旗竿)についてのルールです。
グリーン上からパッティングをするときはピンを抜きますよね。グリーン上から打ったボールがピンに当たると2打罰がつくのは、ご存知の通り。
もし無罰だったらカップの近くに置いてボールを止められるんですけどね。
ピンに当たりそうになったのでピンをどかした
今回の状況は、グリーン上からパッティングをする際に、ピンは抜いてありグリーン上に置いてありました。N君はこれを入れてなんとかダブルボギーで上がりたいと下りのラインをしっかり打ちました。
すると、まさかそこまで転がるとは思っていなかったけど、下りの順目でカップを過ぎても止まらない! あー、その先にピンが。「そのピンちょっとどかして!」
パットを打ったN君は同伴プレーヤーにピンをどかしてくれるように頼みました。同伴プレーヤーのKさん、ボールが当たらないようにピンを取り除いてくれました。
さてここで問題です。
ピンに当たりそうになったので取り除いてもらった
このケースのポイントは、ピンがホールから抜かれていてグリーン上もしくは地面に置かれていたことにあります。
誰もピンに付き添っていなくて、ピンがホールに刺さっている状態でグリーン上からストロークをした場合、球が動いている最中にその球の動きに影響を及ぼす可能性がある場合、ピンを取り除くことは認められていません。
では、解答です。
ストロークする前にピンに付き添っていたり取り除いてある場合 は、球の動きに影響を及ぼすとしても 無罰 となりますので、正解は C です。
セルフプレーが多い現在では、グリーン上でしばしば見られるシーンです。抜いたピンを置くときは置く場所を考慮するのもマナーの内ではないでしょうか。
月刊ゴルフダイジェスト9月号発売中! 【実験マルシェ】「高原のゴルフ」って1クラブ飛ぶって本当?