月刊ゴルフダイジェスト9月号では、年に1度の名物企画である「D-1グランプリ2016」を掲載しています。みんなのゴルフダイジェストでは、本誌では詳しく掲載できなかった戦いの模様をお伝えします。
今回ご紹介するのは、Aブロック1回戦の「コブラ・KING LTD」と「テーラーメイド・M1 460」の対決です。
テスター3人をご紹介!
「D-1グランプリ」計測ルール
・各テスターの10球中ベスト3球の平均飛距離を算出する
・クラブスペックは9.5度・純正Sシャフト。(9.5度がないものは、9度、10度で対応)
・調整機能付きモデルはノーマルポジションで試打
・1ヤード以内はプレーオフ(決勝のみ)
外ブラ アスリートモデル対決!
ツアープロが使用するモデル「コブラ・KING LTD」と「テーラーメイド・M1 460」の注目対決。
前者はリッキー・ファウラーやレクシー・トンプソン、後者はダスティン・ジョンソンやジェイソン・デイらが使用。ツアースペックのヘッドが激突した一戦です。
「コブラ・KING LTD」は低・深重心を極めた重量級ヘッドのドライバー。対する「テーラーメイド・M1 460」は重心が"長い・深い・低い"をモノにした、極重・ディープフェースが特徴のアスリートドライバーです。
結果は・・・
ベスト16に残ったドライバーの中でも、ハードスペックの部類に入る「KING LTD」。横田プロのようなヘッドスピードが速い人にも、純正シャフトは十分対応しています。
「テーラーメイド・M1 460」は、引っかけず、吹き上がらないのが特徴。アスリートモデルではありますが、男子アマ並み(40m/s)のヘッドスピードを誇る金子プロは高弾道で飛ばしていました。
252.2ヤード(試打した3人の平均飛距離)を記録した「コブラ・KING LTD」が、249.8ヤードを記録した「テーラーメイド・M1 460」を破り、2回戦進出を決めました。
その差2.4ヤードの大接戦となりましたが、「KING LTD」の強みである高くて強いストレート弾道が「M1 460」をキャリー飛距離で上回ったのが勝因となりました。
現場スタッフの目
試打者の打球を見ていると、コブラはスピンが少なく直進性の強さが印象的でした。球が上がりすぎて飛距離をロスしている方、強いフックに悩まされている方などに合いそうです!
「KING LTD」はこの後どうなったのか?月刊ゴルフダイジェスト9月号で、最終結果をご覧ください!
イラスト/山崎杉夫