気がついたらリオ五輪の開会式まであと1週間を切りましたね!112年ぶりにゴルフ競技がオリンピック種目に復帰したことで、それを目標に頑張ってきた選手もたくさんいることでしょう。各国2名の代表選手により72ホールのストロークプレーで争われるそうですね。
代表選考は他競技と異なり、世界ランキングの各国ランキング上位2名が代表に選出されますが、現地でのジカ熱の流行や治安の面で辞退する選手も。しかしそこはスポーツの祭典。4大メジャーとはまた違う、国の威信をかけた戦いにアツく燃えている選手たちもたくさんいますよ!
それではいってみましょう!
オリンピック出場選手ランキング【男子】トップ10
1位 アメリカ バッバ・ワトソン(37)
ピンクのドライバーがトレードマークのレフティ。PGAツアーでも屈指の飛ばし屋として知られていて、2014年のBS招待では424ヤードの飛距離を叩きだしたことも。マスターズを2度制しています。
2位 スウェーデン ヘンリック・ステンソン(40)
マッチプレー選手権や、ザ・プレーヤーズ選手権、ドイツ銀行選手権、ツアー選手権 by コカ・コーラなどビッグタイトルに強いですね。スランプに陥って世界ランクを大きく下げた時期もありましたが、2013年に米ツアー欧州ツアー年間王者に輝くなど見事な復活を果たしています。
3位 アメリカ リッキー・ファウラ―(27)
母方の祖父である日系2世の田中豊さんからとってミドルネームはユタカ。もともとはモトクロスレーサーでしたがゴルフに目覚めると、世界アマチュアランク1位になるなど才能が開花。プロ転向後は「最も過大評価されている選手」と評されることもありましたが、その週の「ザ・プレーヤーズ選手権」で優勝を飾るなどして評価をくつがえしました。
4位 イングランド ダニー・ウィレット(28)
欧州ツアーを主戦場とし、2015年に大ブレイク。「WGC HSBCチャンピオンズ」、16年「WGCキャデラック選手権」と世界選手権でいずれも3位に入り、迎えた同年の「マスターズ」でメジャー初優勝。3打差5位で迎えた最終日に「67」をマークし、ジョーダン・スピースの大会連覇を阻んだのがウィレットです。
5位 イングランド ジャスティン・ローズ(36)
98年「全英オープン」に17歳のアマチュアとして出場して4位に入るなど、若くして注目を集めましたがプロ転向後は21試合連続予選落ちを喫するなど苦しみも味わっています。欧州ツアーの初優勝までに4年、PGAツアー初優勝までには12年かかりました。13年には「全米オープン」で初のメジャー制覇を果たしましたね。
6位 スペイン セルシオ・ガルシア(36)
7位 アメリカ パトリック・リード(25)
8位 アメリカ マット・クーチャー(38)
9位 スペイン ラファエル・カブレラ・ベロ(32)
10位 韓国 アン・ビョンフン(24)
上位10位の中にアメリカ代表が4人。ちなみにこのランキングで、日本の池田勇太は29位、片山晋呉は30位だ。
オリンピック出場選手ランキング【女子】トップ10
1位 ニュージーランド リディア・コー(19)
韓国で生まれ6歳でニュージーランドに移住。2012年に豪州ツアー「ニューサウス・ウェール女子オープン」を14歳9ヶ月5日で制し、プロ大会最年少優勝を飾っています。同年「全米女子アマチュア」制覇。8月には米国女子ツアー「CN カナディアン女子オープン」を制し、米ツアー史上最年少優勝記録を塗り替えました。翌2013年大会も優勝し、同ツアー史上初のアマチュア連覇を達成。
同年10月にプロ転向。特例(規定では18歳以上)で認められたというのだからその強さは計り知れませんね。2015年2月、男女を通じて史上最年少で世界ランク1位(17歳)に。様々な記録を塗り替えまくっている天才です。
2位 カナダ ブルック・ヘンダーソン(18)
軽井沢で開催された「2014年世界女子アマチュアチーム選手権」の個人戦で優勝。その年の12月に17歳でプロ転向しています。15年「ポートランドクラシック」で米ツアー初優勝。翌16年「KPMG女子PGA選手権」でメジャー初制覇を飾りました。18歳での優勝は大会最年少記録。メジャー2連勝中だったリディア・コーをプレーオフで破っています。
3位 韓国 パク・インビ(28)
2006年4月にプロ転向。19歳で迎えた2008年の「全米女子オープン」では大会史上最年少優勝を果たしています。2012年は初の米ツアー賞金女王戴冠。2013年はメジャー3連勝を含む年間6勝とさらに加速し、2年連続の賞金女王、そして韓国選手では初となるプレーヤー・オブ・ザ・イヤーを獲得。16年「KPMG女子PGA選手権」で史上最年少でLPGAの殿堂入りを果たしているレジェンドです。
4位 アメリカ レクシー・トンプソン(21)
2010年6月に15歳126日の若さでプロ転向し、15歳359日でプロになったミッシェル・ウィを抜いて史上最年少記録となっています。さらに翌2011年、16歳7ヶ月で「ナビスターLPGAクラシック」を制し、05年にポーラ・クリーマーが樹立した最年少優勝記録(18歳9カ月)を大幅に更新。次々と年少記録を塗り替えています。毎年、米女子ツアーの平均飛距離で上位に立つ女子ゴルフ界屈指の飛ばし屋。
5位 韓国 キム・セヨン(23)
2013年、初優勝を含む3勝を挙げて、賞金ランキングでは同じく2015年に米ツアーデビューを果たすジャン・ハナに次いで2位となっています。2014年にも2勝を挙げると、年末に挑戦した米ツアーのQスクールで6位タイ(優先順位7番目)となり、米ツアーの2015年出場権を獲得。
13年、14年とKLPGAツアーでの平均飛距離は第1位。米ツアー15年シーズン第2戦の「ピュアシルク バハマ LPGAクラシック」で、プレーオフの末に米ツアー初優勝を飾りました。
6位 韓国 エイミー・ヤン(27)
7位 タイ アリヤ・ジュタヌガーン(20)
8位 韓国 チョン・インジ(21)
9位 アメリカ ステイシー・ルイス(31)
10位 スウェーデン アンナ・ノルドクビスト(29)
男子と違ってトップ10以内に韓国人選手が4人。また、平均年齢がとても低い。日本代表の野村敏京は15位、大山志保は22位だ。
コースは?
コースは男子7133ヤード、女子6314ヤードのパー71。パー5は4つですが、パー3が5つあります。芝は、ティとフェアウェイが高麗芝の一種の「ゼオン・ゾイシア」(Zeon Zoysia)で、グリーンは「シードワーフ」(Sea Dwarf)という品種のパスパラム芝だそうです。
平坦な敷地にレイアウトされたコースですが、フェアウェイとグリーンがアンジュレーションに富んでいて、ティショットは比較的寛容ながら、グリーンを狙うショットに高い精度が求められる設計となっているそうです。写真がないのが残念ですが…。
IGF会長のピーター・ドーソンは、「コースは素晴らしい設計で、本大会に向けて大きな改善点は見当たらない。選手たちもこのコースをプレーすることを楽しむだろう」と、コースの仕上がりに胸を張ったとの話もあるみたいです。
大山プロへのリオへの思いをインタビューしました!↓
リオ五輪まであと5日、ゴルフだけじゃなく日本選手をみんなで応援しましょうね!(^^♪