逆目だったら大ピンチ!“ラフの芝目”の落とし穴
同じようなライでも順目と逆目では難易度が大きく変わる。ボールの沈み方にもよるが、長い芝の順目のライよりも、芝が短くても逆目のライの方が抵抗が大きく、食われやすいので要注意だ。
難易度で言えば、順目の短いラフ<順目の長いラフ<逆目の短いラフ<逆目の長いラフになる。打つ前に芝目の向きを必ず素振りで確認しよう!
ラフからの寄せはいろんなミスが起こる
ラフではボールとフェースの間に芝が挟まって様々な影響を与える。芝の抵抗でフェアウェイよりも球が飛ばなくなり、バックスピンは確実に減る。ときにはネックに芝が絡んでフェースが思いがけずか返って引っ掛けたりする。浮いていればダルマ落としの危険もある。
リスク1 芝を噛んでスピンが減る
ボールとフェースの間に挟まった芝が、バックスピンを減らすので止まらずにオーバーしやすい。
リスク2 浮いていると下をくぐる
ボールが浮いていると、ボールの下をヘッドがくぐって、ダルマ落としになる可能性がある。
リスク3 芝に負けて振り抜けない
芝の抵抗でヘッドスピードが落ち、振り抜けない。抵抗が強いとダフリやチョロになる可能性も。
リスク4 フェースが返って引っかかる
芝が長いとネック側に芝が絡み、フェースが意図せず返って引っかけたりチョロになったりする。
入念にチェック!素振りでライの情報収集のしよう
ボールと同じようなライで素振りをすると、ヘッドが芝を抜けるときの感触でたくさんの情報が得られる。クラブヘッドに神経を集中させて、丁寧に素振りをしよう!チェック項目は4つ。
「振り抜きの重さはどのくらいか」ヘッドがどのくらい芝の抵抗を受けるかを確認する。抵抗が大きいほど距離が出なくなり、、ダフリやチョロの危険が増す。
「芝の抵抗でフェースは返りやすいか」芝が長かったり密度が濃いとネックに絡んでフェースが返りやすい。フェースがどれくらい返ってしまうかも事前にチェック。
「芝の質は重いか軽いか濡れているのか」芝が濡れているのか、乾いているのか、芝の種類や穂が出ているかどうかなど、芝の状態にも細心の注意を払って素振りをしよう。
「芝目は順目なのか逆目なのか」順目か逆目かもしくは横向きか。芝の密度はどのくらいか、そしてどのくらい埋まっているのか、ライの判断は入念に、詳細に行う
まずは素振りで芝目をしっかりチェック!これを毎回行えば、夏のラフでも寄せワンをゲットできそうだ!
教えてくれた人
さらに知りたい人は現在発売の月刊ゴルフダイジェスト9月号をチェックしてみてくださいね!