月刊ゴルフダイジェスト9月号では、年に1度の名物企画である「D-1グランプリ2016」を掲載しています。みんなのゴルフダイジェストでは、本誌では詳しく掲載できなかった戦いの模様をお伝えします。
今回ご紹介するのは、Dブロック1回戦の「グローブライド・オノフKURO」と「テーラーメイド・M2」の対決です。
テスター3人をご紹介!
「D-1グランプリ」計測ルール
・各テスターの10球中ベスト3球の平均飛距離を算出する
・クラブスペックは9.5度・純正Sシャフト。(9.5度がないものは、9度、10度で対応)
・調整機能付きモデルはノーマルポジションで試打
・1ヤード以内はプレーオフ(決勝のみ)
日米のセミアスリートモデルがぶつかった!
日米のセミアスリートモデル同士の戦いとなったグローブライド「オノフKURO」とテーラーメイド「M2」の対決。
「オノフKURO」は、オノフシリーズの中では中上級者・アスリート志向のゴルファーをターゲットに開発されたドライバー。シャープな形状で、操作性に優れているのが特徴です。上級者好みのヘッド形状ですが寛容性にも優れているいるので、ガチガチのアスリートモデルではなく「セミアスリート」モデルに分類されます。
対する「M2」は、兄弟モデル「M1」とともにツアーで人気のあるモデル。海外男子選手が使うモデルとしてはやさしい部類です。低スピン弾道でアベレージゴルファーでも楽に飛ばせるのが魅力です。
お互いに"低スピン"弾道という共通点がある両者ですが、果たして結果は・・・
「オノフKURO」は、叩いても吹き上がらないモデルだけあって、ハードヒットしても"前に"打球が飛んでいきます。弾道は高くもなく、低くもないといった感じ。高い打音が特徴的です。
「M1」と比較するとフェースが若干シャローになっていて、球が上げやすい様子。特に横田プロは高弾道で飛ばしていました。
239.7ヤード(試打した3人の平均飛距離)を記録した「M2」に対して、「オノフKURO」は 245.8ヤード。ベスト8進出は「オノフKURO」に決定しました。
両者ともに飛距離のバラつきは少なく、安定感のあるドライバーでした。しかし、「各テスターの10球中ベスト3球の平均飛距離を算出する」という計測ルールのため、1発の飛びという点でわずかに優れていた「オノフKURO」の勝利となりました。
現場スタッフの目
とにかく「オノフKURO」の打球は"前に前に"飛んでいたのが印象的でした。オノフシリーズの中ではアスリートモデルという位置付けですが、女子プロのヘッドスピードでもしっかり飛ばすことができる寛容性が勝因のひとつになったのかもしれません。
バックナンバーは↓↓↓
ベスト8に進出した「オノフKURO」はこの後どうなったのか。月刊ゴルフダイジェスト9月号で最終結果をご覧ください。