今月8日、五輪男子ゴルフの初日と2日目の組み合わせが発表されました。日本勢は片山晋呉プロが初日に午前8時03分、2日目は同10時03分スタート。また池田勇太プロは初日同9時47分、2日目同7時52分のスタートなりました。
いよいよ始まるとあって、日本勢2人の活躍に期待が高まります!
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ご存知片山プロといえば、長らく日本の男子ゴルフ界を引っ張ってきた永久シード選手です。43歳(2016年8月9日現在)という年齢は出場選手の中では3番目。ツアーでも20代、30代の自分より若い選手が多い中、その活躍ぶりは衰えを感じさせません。
年を重ねるほど“間”が大切
片山プロは若い頃から「長持ちするスウィング」を研究して練習してきたそうなのです。「上手くなりたい、優勝したい」ではなく、1日も長く現役でいるための体作り、スウィング作りをしてきました。
片山プロが考える長く活躍できる人の条件は2つ
・インパクトで球を長く押せる人
・トップで“間”を作れる人
今回は2つ目の「トップでの“間”」について、片山プロに解説してもらいましたのでご紹介します。
「の」が入ると下半身から切り返せる
片山プロ曰く、「トップで切り返しに入る瞬間は0コンマ何秒のほんの一瞬。ここで“間”がある人はスランプに陥りにくい」。トップで間がある選手としてフィル・ミケルソンとビジェイ・シンを挙げています。
反対に「“間”がない人は選手寿命が短い」と断言する片山プロ。では、どのようにして“間”を作ればいいのか。
片山プロのいう“間”とは、「イチ、二ィ、サン」ではなく、、「イチ、二ィ、の、サン」の「の」が“間”であるといいます。
また片山プロ曰く、「スウィングリズムの早い遅いは“間”とは無関係。リズムが早い人、例えば3拍子ではなく、2拍子で打つ人でも「イチ、二」のあいだに“間”があって、近藤共弘なんかはリズムが早いけどトップに“間”がちゃんとある」
近藤プロの連続
片山プロは、“間”を作るメリットとして、「下半身から切り返せる」、「インサイドからクラブを下すことができる」この2つを挙げています。下半身リードで、落ち着いてクラブを下すことがいつも同じスウィングをすることに繋がります。“間”がない人は、どうしても上体が早く開きやすくなり、クラブ軌道がバラついてしまうのです。
最後に片山プロは、「若い頃は“間”がなくてもなんとか合わせられた。でも年を重ねて感覚が鈍くなってきたときに“間”がなくなると、インパクトで合わなくなる」と、再度“間”の重要性を話してくれました。
1日でも長くゴルフをするために、皆さんも“間”を意識してスウィングしてみてはいかがでしょうか。